レブロン・ジェイムスが本人も驚きの左手ワンハンド・アリウープ
どうやらバスケットボールコート上のレブロン・ジェイムスに不可能はないらしい。
現地16日に行われたクリーブランド・キャバリアーズ対ユタ・ジャズ戦の第1Q終盤、リッキー・ルビオのオンボール・ターンオーバーから速攻に走ったレブロンは、ややタイミングのずれたロブパスを利き手とは反対の左手でキャッチして、そのままワンハンド・ダンクでフィニッシュ。プレイを決めた後には、自分でも信じられないといった具合に、左手をまじまじと見つめた。
https://twitter.com/cavs/status/942199299693146113
まずルースボールを追いかける瞬発力とスピードが凄まじい。そしてバックボードを通り過ぎそうな地点から左手でアリウープダンク。7年連続のファイナル進出をはじめ、同世代の誰よりも体を酷使してきたはずの選手が、一体どうすればこれほどの身体能力を保ち続けられるのか??
今年でリーグ15年目、33歳(誕生日が12月30日)となるレブロンだが、年齢による衰えを見せるどころか、近年はスリーポイントショットを武器に加えるなど、プレイヤーとして一層磨きがかかっている。16日の試合後には、バスケットボール選手の“全盛期”に関する一般論ついて、「次世代のために古い殻を破りたい」と話した。
「すごく調子が良い。今年でプロ15年目になるが、コンディションの面でいえば、キャリアで最高の年の一つだ。これを維持していきたいね。僕は次の世代のために、古い殻を破りたいんだ。『31歳になったら選手としての全盛期は終わり』とか『プロ12年目はすでに最盛期を過ぎている』とか、そういった考え方が定着している」
「僕はその考え方を打破したい。そうすれば、後に続く選手たちが、33歳になってからでも2億~3億ドルの契約を得られるようになる。冗談抜きでね。君たちは笑うかもしれないが、僕は真剣だ。古い殻を破りたい。自分のためだけでなく、次世代のためにも…」
– レブロン・ジェイムス
この日のレブロンは、29得点、11リバウンド、10アシストのトリプルダブルをマークして、キャブスを109-100での勝利に牽引。キャリア通算で60回目のトリプルダブルとなり、通算TD数でラリー・バードの記録を追い抜いて歴代6位に浮上した。
▼歴代トリプルダブルランキング
プレイヤー | 通算TD | |
1 | オスカー・ロバートソン | 181 |
2 | マジック・ジョンソン | 138 |
3 | ジェイソン・キッド | 107 |
4 | ラッセル・ウェストブルック | 89 |
5 | ウィルト・チェンバレン | 78 |
6 | レブロン・ジェイムス | 61 |
7 | ラリー・バード | 59 |
※レブロンは翌日のウィザーズ戦でもTDを達成
一方で試合に敗れたジャズは、新人のドノバン・ミッチェルがチームハイの26得点を獲得。第4Qには、ドライブでのスピンムーブからツーハンドダンクを叩き込むファインプレイを決めた。
ミッチェルは12月に入ってからの8試合で25.8得点を平均している。
ボックススコア:「NBA」