シクサーズがついにシーズン初勝利!!
フィラデルフィア・76ersが現地12月1日、本拠地ウェルズ・ファーゴ・センターで行われた試合でロサンゼルス・レイカーズを103-91で撃破。2015-16シーズン初勝利を挙げ、開幕連敗記録の更新を18で終了させた。
コービー・ブライアントにとって、高校時代を過ごしたフィラデルフィアでのラストゲームとなったこの日の試合。シクサーズは選手紹介の際にコービーのキャリア功績を読み上げるなど、敵チームのプレーヤーに対して異例の待遇でコービーを迎え、観客席からはスタンディングオベーションとコービーコールが巻き起こった。
試合は、シクサーズが8点ビハインドで突入した後半から反撃を開始し、第3Q中盤でさっそく逆転すると、第4Q残り7分20秒には14点リードの奪取に成功。そこから一時8点差にまで詰め寄られるも、これまでのようにメルトダウンすることなく、ラスト2分を7-3のランで締めくくり、ホームで念願の今季初白星を手にした。シクサーズにとっては、昨季の3月25日以来初、29試合ぶりの勝利となる。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
LAL | 33 | 25 | 17 | 16 | 91 |
PHI | 26 | 24 | 30 | 23 | 103 |
シクサーズは、ロバート・コビントンがゲームハイの23得点をマークした他、ジェラミ・グラントが14得点、7リバウンド、4アシスト、4ブロックを獲得。チーム全体で28本のアシストを記録し、32本中14本のスリーを成功させた。
一方のレイカーズでは、チームハイの20得点を記録したコービーだが、シューティングはFG成功率26.9%、3P成功率23.5%(17本中4本!)と不調。試合開始から76秒間で4本中3本のスリーを決めて絶好のスタートを切るも、そこから22本中18本のフィールドゴールに失敗している。
▼コービー、第1Q13得点
これが続いて欲しかった…。
それにしてもコービーの人気と存在感はすごい。敗北+バッドパフォーマンスという結果に終わったキャリア最後のホームタウンゲームだったが、試合後のウェルズ・ファーゴ・センターからは再び盛大なコービーコール。コービーは手をあげて声援に応えながらコートを後にした。
試合後、シクサーズのジャリル・オカフォーはコービーとの対戦について「夢のようだった」とコメントした。
「レブロン・ジェイムスとは2度対戦したし、ケビン・デュラントにも会った。だけどコービーの場合は、全く印象が違うんだ。ウエイトルームでストレッチをしていたら、コービーが入ってきた。何となく神に会ったような気分だったよ。僕にとって、コービーはマイケル・ジョーダンだ。小さいころからずっと見てきた人物。81得点も見たし、優勝するところも見た。彼の勝利をずっと応援していたよ。だからコービーに会えたのは夢のようだった」
– ジャリル・オカフォー
ボックススコア:「NBA」