アンダーソン・バレジャオが4年ぶりのNBA公式戦出場「今日という日を絶対に忘れない」
現地5月5日にロケット・モーゲージ・フィールドハウスで行われたクリーブランド・キャバリアーズ対ポートランド・トレイルブレイザーズ戦の第4Q中盤。前日にキャブスと10日間契約を結んだばかりのアンダーソン・バレジャオが、久々にNBAのフロアに立った。
バレジャオがNBA公式戦に出場するのは、2017年2月以来4年ぶりだ。
バレジャオは、レブロン・ジェームズの1年後輩となる2004年ドラフトでキャブスに入団。
10年以上に渡ってサポーティングキャストとしてチームを支えたが、キャブスが初優勝を果たした2015-16シーズンの途中でトレード放出されたため、チャンピオンシップチームの一員にはなれず。キャブスの優勝リングを受け取る権利があったものの、2016NBAファイナルでの対戦相手(ウォリアーズ)に所属していたからという理由で本人がそれを辞退した。
古巣で4年ぶりのNBA復帰を果たした38歳のバレジャオは試合後、「この日を忘れない」と喜びの気持ちをコメント。
「チェックインする際に『アンディ』のチャントが聞こえた時は、昔に戻ったような気持ちになった。クリーブランドは僕にとってホーム。僕の家族も今日の試合を観に来ていた。娘の前でプレイするのは初めてだったよ。今日という日は絶対に忘れない」
▼ファンから愛されたハッスルプレイヤー
今季のキャブスは、すでにドラフトロッタリーが確定している。バレジャオ獲得が戦力補強のためではないのは明らか。長年チームに貢献した選手をキャリアの最後に称えようとする粋な計らいだ。
ボックススコア:「NBA」