ボバンがFG成功率100%で17得点!!スパーズがウルブズを破りホーム18勝0敗
サンアントニオ・スパーズが現地28日、本拠地AT&Tセンターで行われたミネソタ・ティンバーウルブズ戦に101-95で辛勝。開幕からホーム18連勝を達成し、今季成績を27勝6敗に伸ばした。
第1Q序盤はウルブズのミドルレンジが面白いように決まり、開始3分で10点ビハインドと先手を取られたこの日のスパーズ。カワイ・レナードとデイビッド・ウェストがジャンプショットで応戦するも、なかなか点差を縮めることができず、第1Q残り5分30秒で20-10。そこでスパーズがベンチユニットを投入すると、ようやく流れが変わり始め、第2Q開始直後でさっそく逆転に成功する。
第2Qはリードチェンジを繰り返す接戦となったが、2点差で迎えた前半残り1分20秒、審判のノーコールに腹を立てたグレッグ・ポポビッチHCが、ベンチを離れてゴール下まで飛び出してしまい、連続テクニカルファウルでそのまま退場。スパーズはリードを奪い返せないまま、52-50で試合を折り返した。
ボバン開放
後半に入ると、またスパーズのオフェンスが停滞。とにかく無駄なドリブルばかりで、スターターのボールムーブメントが乏しくなり、第3Q残り6分でウルブズに7点差を付けられてしまう。
しかしそこからセカンドユニットがチェックインすると再び勢いを取り戻し、クォーター終了までに18-7のランを展開。特にボバン・マリヤノヴィッチは、第3Q最後の1分30秒間で3連続フィールドゴールを決めるなど、サイズとパワーでウルブズの控えビッグマンたちを圧倒する大活躍をみせた。
この試合でマリヤノヴィッチは、フィールドゴール7本中7本成功でチームハイの17得点を記録。シーズン開幕当初はアトラクション的な存在だったが、徐々に試合の流れを変えられるローテーションプレーヤーへと進化を遂げつつある。ボバンがシュートを決めた時の歓声がすごい。
スパーズは第4Qになってようやく主導権を握り、残り時間8分でこの日最大の9点リードを奪取。その後ウルブズに3点差まで詰め寄られるも、クラッチタイムにレナードが好ディフェンスを披露するなど、それ以上の追い上げを許さず、何とか最後まで逃げ切りホーム無敗を維持した。
▼ジノビリ!!
▼レナードのクラッチスティールからパーカーのレイアップ
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
MIN | 27 | 25 | 20 | 23 | 95 |
SAS | 26 | 24 | 26 | 25 | 101 |
スパーズはマリヤノヴィッチの他に、レナードが17得点、11リバウンドのダブルダブルをマーク。マヌ・ジノビリは13得点、5リバウンド、4アシストでオールラウンドに活躍した。
2試合連続欠場のティム・ダンカンに代わって先発出場したウェストは11得点を獲得。ポポビッチHCが退場した直後の第2Q残り30秒には、パーカーのアシストからカウント・ワンスローのツーハンドダンクを豪快に叩き込んだ。
敗れたウルブズは、アンドリュー・ウィギンスがゲームハイの18得点を記録。カール・アンソニー・タウンズが10得点、12リバウンドのダブルダブル、リッキー・ルビオが14アシストを獲得した他、ケビン・ガーネットは15分の出場で今季初の二桁得点となる10得点を挙げている。
コウモリ退治
28日のAT&Tセンターでは、試合前にコウモリがスタジアムに侵入するハプニングがあった。そこでバットマンのコスプレをしたスパーズマスコットのザ・コヨーテが網を持って登場し、間もなく捕獲に成功。
ジノビリが出動するまでもなく、事態は収拾した。
ボックススコア:「NBA」