ブランドン・イングラムが深部静脈血栓症で無期限の離脱へ
早期の回復を祈るばかり。
ロサンゼルス・レイカーズは現地3月9日、フォワードのブランドン・イングラムが深部静脈血栓症で残りシーズンを全休することを発表した。
レイカーズの声明によれば、先週初めから右肩に痛みを訴え試合を欠場していたイングラムが現地8日に検査を受けた結果、腕の深部静脈血栓症と診断されたとのこと。日本血管外科学会(JSVS)のホームページによると、深部静脈血栓症は血管(静脈)に血の塊ができて詰まってしまう病気で、そのまま放置した場合、血栓が肺の血管に詰まり肺塞栓症を引き起こともあるという。
今季がプロ3年目だったイングラムは、52試合の出場でキャリアベストの18.3得点を平均。特にオールスターブレイク後の6試合では、27.8得点/7.5リバウンドとオールスターレベルの数字を記録していた。選手として大躍進を遂げようとしていたところだっただけに、今回のニュースは本当に残念だ。
近年のNBAではイングラムの他にも、クリス・ボッシュやタイリーク・エバンス、ミーザ・テレトヴィッチが血栓を発症。3人とも治療とリハビリを経てコートに戻ってきたが、ボッシュは最初の疾患から1年後、テレトヴィッチは約3年後に肺の血栓が再発し、そのまま現役続行を断念する形となった。
なおレイカーズは同日に、グレード3の捻挫で1月末から離脱しているロンゾ・ボールもシーズン残り試合を欠場することを発表している。
参考記事:「NBA」