バックスが18年ぶりにイーストセミファイナル進出
ミルウォーキー・バックスは現地22日、リトル・シーザーズ・アリーナで行われたデトロイト・ピストンズとの第4戦に127-104で快勝。シリーズを4勝0敗の無傷で制し、イースタンカンファレンス・セミファイナル進出を決めた。
バックスがポストシーズン第1ラウンドを突破するのは、レイ・アレンとグレン・ロビンソンがチームを率いた2000-01シーズン以来初で18年ぶり。当時のバックスはカンファレンスファイナルまで駒を進めている。
この日のバックスは、ヤニス・アデトクンボがプレオオフ自己最多の41得点で大活躍。前半はピストンズに主導権を奪われる形となったが、4点ビハインドで迎えた第3Q残り4分50秒から45-10のランで一気に試合をひっくり返し、第4Q終盤には30点差を奪取して再び余裕の勝利を収めた。
バックスの選手がプレイオフで40得点以上を記録するのは2006年4月のマイケル・レッド以来13年ぶり。カリーム・アブドゥル・ジャバー(3回)、テリー・カミングズ、レイ・アレン、レッドに次いでアデトクンボが球団史上5人目となる。
バックスはアデトクンボの他、クリス・ミドルトンが18得点、エリック・ブレッドソーが16得点で勝利に貢献。バックスはシリーズ4試合の+/-で合計+95と、完全にワンサイドなシリーズとなった。ESPNによると、NBA史上で2番目に高い得失点差でのスウィープだという。
シーズン終了となったピストンズは、レジー・ジャクソンが26得点、7アシストで奮闘。膝の負傷でシリーズ最初の2試合を欠場したブレイク・グリフィンは、怪我が完治していないながらも28分間プレイし、22得点を獲得した。
グリフィンが第4Q中盤に6ファウルで退場となった際には、シーズン24.5得点を平均しながらチームをプレイオフに導いたエースに向けて、ホームアリーナのファンたちからスタンディングオベーションが送られた。
バックスは同じく無傷で第1ラウンドを勝ち上がったボストン・セルティックスとカンファレンス・セミファイナルで激突する。
ボックススコア:「NBA」