カーメロ・アンソニーがブレイザーズと契約
ついにメロがNBA復帰だ!
NBAでは現地11月14日、カーメロ・アンソニーがポートランド・トレイルブレイザーズとの契約に合意した模様。ESPNが報じている。
チームからの正式な発表はまだだが、ESPNのAdrian Wojnarowski記者によれば、アンソニーの契約内容はノンギャランティー契約とのこと。ブレイザーズのニール・オルシェイGMとアンソニーのエージェントは、プレシーズンの時から交渉をしていたらしく、今季ブレイザーズの成績不振を受け、ここ2~3日で契約の話が一気に進んだ様子だ。
同期のライバルであり親友のレブロン・ジェイムスとドウェイン・ウェイドは、メロ復帰のニュースに「ようやくきた!」と喜びのツイート:
https://twitter.com/KingJames/status/1195174752937074688
2003年ドラフト3位指名でNBA入りしたアンソニーは、キャリア16シーズンで24.0得点、6.5リバウンド、3.0アシストを平均。10回のオールスターと6回のオールNBAチーム選出、2012-13シーズンの得点王など数々の功績を残し、世代を代表するスーパースターの1人として長年大活躍した。
全盛期はリーグ屈指のスコアラーであり、その得点力の高さはまだまだ健在なアンソニーだが、ここ数年では身体能力の衰えにより守備での欠点が目立つようになり、チームディフェンスの穴となってしまっている。
特に2018年プレイオフのサンダー対ジャズの第1ラウンドでは、アンソニーの弱点が浮き彫りに。ジャズは幾度となくスクリーンでアンソニーをドノバン・ミッチェルにスイッチさせ、そこから思うがままにサンダーディフェンスを崩壊させた。
昨季のアンソニーはロケッツに移籍して再起を目指すも、開幕からわずか10試合でチームロスターから除外。その後はシカゴ・ブルズへのトレードから解雇を経てFAとなっていた。今回のブレイザーズとの契約は、アンソニーがようやくつかんだチャンスであり、恐らく最後のチャンスにもなるだろう。
今季のブレイザーズは開幕12試合で4勝8敗と低迷中。ユスフ・ヌルキッチとザック・コリンズの負傷離脱、アル・ファルーク・アミヌとモーリス・ハークレスの退団により、フロントコートの戦力不足に悩まされている。
何としてもシーズンを立て直したいブレイザーズと、最後にもう一花咲かせたいアンソニー。双方にとって今回の契約がどんな結果に終わるのか注目したい。
参考記事:「ESPN」