チャールズ・バークレーのシーズン予想「ニックスはプレーオフチーム」
TNTでコメンテーターを務める元NBAスーパースターのチャールズ・バークレーが、現地26日に行われたメディアイベントで、翌日から開幕する2015-16シーズンの展望を語った。
ニックス
バークレーは、昨季にフランチャイズ史上最悪の17勝65敗を記録したニューヨーク・ニックスについて、「今季はプレーオフに出る」と高評価。これまではニックスのことを「NBA選手がほとんどいないチーム」とさんざん叩いていたが、今夏オフシーズンでのロスターアップグレードに満足したらしい。
「私の中でニックスはサプライズを起こしそうなチームの1つ。フィル・ジャクソンは好選手の獲得に素晴らしい仕事をしたと思う。クリスタプス・ポルジンギスは大きな将来性を持った若者だ。ロビン・ロペスは質の高いNBA選手で、アーロン・アフラロやジェリアン・グラントもNBA選手。デリック・ウィリアムスもいる。今年のニックスのロスターには、ちゃんとしたNBAプレーヤーがいるんだ。ニックスはプレーオフに進出する。保証するよ!」
今年のニックスは、膝の負傷で昨季の半分以上を欠場したカーメロ・アンソニーの完全復活にも大きな期待がかかる。ただ、一部のNBAアナリストたちからは、「シーズン中にメロがトレードされるかも?」といった声もちらほら(ヒート?ロケッツ?)。
▼カーメロ・アンソニー、プレシーズンハイ21得点
レイカーズ
一方でバークレーは、昨季約40年ぶりに2季連続でプレーオフを逃したロサンゼルス・レイカーズに関して厳しい毒舌コメントを残している。
「レイカーズはカリフォルニアで4番目のチームだ。ロサンゼルス・スパークスがNBAチームじゃないのは、彼らにとって幸運だな。さもなければレイカーズが5番目のチームになってしまうからだ」
今の時点でレイカーズを他のカリフォルニアチーム(GSW、LAC、SAC)よりも下だと評価するのはいたって妥当だが、さすがにWNBAチームのスパークス以下だとするのはひどい。もちろんただの大袈裟なジョークではあるが…。
またバークレーは、度重なる怪我からの完全復帰を目指すコービー・ブライアントについても、そろそろ限界だろうと語っている。
「今季がコービーの最後の年になることを願う。彼は歴代最高のプレーヤーの一人だ。何となくでプレーを続ける姿は見たくない。プレーを続けても、これまでと同じようにいかないのは明らかだろう。コービーが怪我を繰り返すのには理由がある。もはやNBAでのぶつかり合いに体が耐えられないんだ。どんな人間でも、いつか体に限界が来る。ただ私は、偉大なコービー・ブライアントの姿を記憶しておきたい。(今季は)1試合20~25分程度の出場時間で、“さよならツアー”のような形になるのが望ましい」
バークレーは他にも、アンソニー・デイビスを「今後2~3年でリーグのベストプレーヤーになる」と大絶賛した。
Image by RangerRick/Flickr
参考記事:「NY Post」