クリス・ポールが通算アシストでマジック・ジョンソン超え、歴代トップ5入り
フェニックス・サンズのクリス・ポールが現地19日、オーバータイムに及んだミルウォーキー・バックスとのロードゲームで22得点、13アシストをマーク。サンズを128-127での勝利に導いた。
これでポールは、キャリア通算アシスト数で1万145本に到達。レイカーズレジェンドのマジック・ジョンソンの記録(10141本)を追い抜き、NBA歴代5位に浮上した。
CP3は先月に史上6人目となる通算アシスト1万本を達成したばかりだった。
▼NBA通算アシストランキング(レギュラーシーズン)
プレイヤー | アシスト | 試合数 | |
---|---|---|---|
1 | ジョン・ストックトン | 15806 | 1504 |
2 | ジェイソン・キッド | 12091 | 1391 |
3 | スティーブ・ナッシュ | 10335 | 1217 |
4 | マーク・ジャクソン | 10334 | 1296 |
5 | クリス・ポール | 10145 | 1076 |
6 | マジック・ジョンソン | 10141 | 906 |
すでにポールは、3位のスティーブ・ナッシュまであと190アシストに迫っている。
ここ数年のポールは、毎シーズン約500本のアシストを記録しているので、大きな怪我でもない限り、来季中にナッシュとマーク・ジャクソンを追い抜いて歴代トップ3入りするのは確実。今後も健康状態を維持できれば、あと3~4年でキッドの記録(1万2091本)を超えられる。
ただ、歴代1位のストックトンを追い越すのは恐らく不可能。仮に、クリス・ポールが今後5シーズンをフル出場ながら13アシストを平均しても届かない。
ストックトンのキャリア通算アシスト(1万5806本)は、半永久的に塗り替えられることがないだろうとされる大記録の一つだ。
なお「キャリア通算」ではなく、「キャリア平均」で上の6選手のアシスト記録を比較すると:
- マジック(11.2)
- ストックトン(10.5)
- CP3(9.4)
- キッド(8.7)
- ナッシュ(8.5)
- ジャクソン(8.0)
の順番。マジックはプロ4年目の1982-82から9シーズン連続で平均10アシスト以上を記録していたが、HIV感染発覚により、1991年に32歳の若さで引退を余儀なくされた。
ちなみにCP3は、通算スティールでもすでに歴代5位。アシストとスティールの両方でトップ5に入っている選手は、NBA史上でストックトン、キッド、ポールの3人のみだ。
ボックススコア:「NBA」