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クリッパーズ マブス 第7戦
2021 6 8

ロサンゼルス・クリッパーズがマブスを破り2021ウェスト準決勝進出

クリッパーズ, マブス, 第7戦 0

ロサンゼルス・クリッパーズが現地6日、本拠地ステイプルズ・センターで行われたダラス・マーベリックスとのファーストラウンド第7戦に126-111で勝利。0勝2敗からシリーズを逆転し、2年連続でのウェスタンカンファレンス・セミファイナル進出を決めた。

第7戦では、カワイ・レナードがFG15本中10本の成功から28得点、10リバウンド、9アシスト、4スティールのオールラウンドパフォーマンスで再びチームを牽引(ターンオーバーはゼロ本!)。

クリッパーズは5点ビハインドで迎えた第3Q中盤から24-4のランでピリオドをクローズし、一気に主導権を掌握。

最終クォーターでは大部分で二桁以上のリードを維持しつつ、第4Q残り2分には7点差まで詰め寄られたが、レジー・ジャクソンとマーカス・モリスの連続スリーですぐにカウンターを放ち、マブスの反撃を退けた。

同シリーズでのレナードは、32.1得点、7.9リバウンド、4.6アシスト、2.3スティール、FG成功率61.2%を平均。レナードのプレイオフキャリアで最高峰のパフォーマンスと言っても過言ではない支配的なシリーズだった。個人的に、グリズリーズとの2017年第1ラウンドシリーズや、76ersとの2019年イースト準決勝シリーズを上回るレベルの活躍ぶりだったと思う。

ロールプレイヤーの差

クリッパーズはレナードの他、ポール・ジョージがFG15本中5本の成功から22得点/10アシスト/3スティールと、ジャンプショットが不調気味ながらもプレイメイクや守備で勝利に貢献。さらにマーカス・モリスが23得点、レジー・ジャクソンが15得点、テレンス・マンが13得点と、サポーティングキャストが絶対に負けられない大一番で最高のプレイを見せた。

特にモリスは9本中7本のスリーに成功。NBAプレイオフ第7戦におけるスリー成功数で、歴代最多のステフィン・カリーの記録に並んだ。

一方で、2年連続でクリッパーズ相手に第1ラウンド敗退したマブスは、ルカ・ドンチッチがキャリア最多タイの46得点、14アシスト、7リバウンドで大奮闘。他には、ドリアン・フィニー・スミスが18得点/10リバウンドのダブルダブルを記録している。

クリッパーズとマブスの第7戦は、ロールプレイヤーたちの活躍が勝敗の分かれ目となった。

クリッパーズは、レナードとジョージのスリー成功数が11本中3本だったが、その他の選手が合計32本中17本に成功。巧みなボール回しでマブスのゾーンディフェンスを翻弄し、オープンショットを稼ぎまくった。シリーズの大部分でベンチウォーマーだったルーク・ケナードも、15分の出場で5本中3本のスリー成功と見事にステップアップしている。

対するマブスは、ドンチッチが11本中5本、フィニー・スミスが7本中4本と、リーグ平均を上回る成功率でスリーを沈めるも、この2人以外は18本中わずか1本成功と壊滅的。チーム合計スリーで、クリッパーズ43本中20本、マブス36本中10本と大きな差がついてしまった。

ドンチッチの課題

今季プレイオフでのドンチッチは、シリーズ7試合で35.7得点(リーグ首位)、10.3アシスト(リーグ2位)、7.9リバウンドを平均。NBA3年目、22歳の若さにして、2019ファイナルMVPのカワイ・レナードと互角に渡り合った。

スーパースターとしての座を揺ぎ無いものとしたドンチッチだが、ここからさらに躍進するために改善すべき点はいくつかある。

まずはフリースローの改善。今季ドンチッチのフリースロー成功率は、レギュラーシーズンで73%だったが、プレイオフ(7試合)では52.9%とシャック並みの数字を記録。高難易度のステップバック・スリーをズバズバ決められる選手が、フリースローにこれだけ苦戦するというのは少し信じ難い。

それからペース配分とスタミナ。レギュラーシーズンの時からそうだが、前半に飛ばし過ぎるためか、第4Qに息切れを起こしてパフォーマンスが低下してしまうことが度々ある。

この日の試合でも、前半は29得点と完全にアンストッパブルだったが、ハーフタイム以降は明らかに得点力が失速。後半はスリーやミッドレンジショットが短くなり、守備面でもボックスアウトやクローズアウトを疎かにしてしまうなど、基礎的なミスが目立った。

なお、今季第1ラウンドにおけるドンチッチのクォーター別のスコアリングスタッツは以下の通り:

  • 1Q:85得点、FG54%、スリー48%
  • 2Q:71得点、FG62%、スリー57%
  • 3Q:54得点、FG44%、スリー32%
  • 4Q:40得点、FG35%、スリー28%

今季プレイオフでのマブスは、完全にドンチッチのワンマンチーム状態だった。

試合を通してほぼ1人でオフェンスを回さなければならないというのは、とても体力のいること。もしマブスがオンボールで安定したプレイメイクをこなせる選手をロスターに加えることができれば、それだけでドンチッチの負担は減り、オフェンスの幅も広がるはずだ。

ボックススコア:「NBA」

ホークスがエンビード復帰の76ersから大金星、第1戦勝利でシリーズ先手 ニックスのトム・シボドーHCが2020-21シーズンのコーチ・オブ・ザ・イヤー選出

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