ジャマール・クロフォードがジャズ戦のOT残り0.2秒に決勝スリー
4年ぶりのプレーオフ進出を目指すユタ・ジャズにとって、何としても勝利しておきたかった現地8日のロサンゼルス・クリッパーズとのホームゲーム。試合はオーバータイムに及ぶ大接戦の末、ジャマール・クロフォードが残り時間0.2秒にアイソレーションでのドリブル・プルアップから決勝点となるスリーポイントシュートを沈め、ビビント・スマート・ホーム・アリーナの観客たちを呆然とさせた。
クリス・ポール、ブレイク・グリフィン、デアンドレ・ジョーダン、J.J.レディックら主力がこぞって欠場したこの日のクリッパーズは、スタメンとして49分出場したクロフォードがゲームハイの30得点を記録し、チームを102-99での勝利に牽引。今季のクロフォードは、先発出場した5試合で29.2得点、5.2アシストを平均している。
また第4Q残り2秒に同点のレイアップをねじ込んだコール・オルドリッジは、シーズンハイの21得点と18リバウンド、さらにキャリアハイの5スティールと大活躍。ポール・ピアースとジェフ・グリーンがそれぞれ18得点を獲得した他、今季2度目のスタメン出場となったパブロ・プリジオーニはシーズンハイの13得点、7アシスト、7リバウンドをあげた。
▼コール・オルドリッジ、シーズンハイ
「僕たちのセカンドグループは大きな自信を持っているんだ。多くの選手が欠場していたが、ボールを動かせていたと思う。『今日は6人が欠場している。とりあえずこの試合をやり過ごして、ホームに帰ろう』、という姿勢を取ることもできたが、僕らはハードに戦った。こういった厳しい状況を切り抜けられたのは、僕たちセカンドグループにとって大きな意味があるよ」
– コール・オルドリッジ
善戦むなしくホームで惜敗を喫したジャズは、ゴードン・ヘイワードが24得点/13リバウンド、ガードコンビのロドニー・フッドとシェルビン・マックがそれぞれ13得点をマーク。シーズン3試合を残し、7位のダラス・マーベリックスから2ゲームビハインド、9位のヒューストン・ロケッツから1ゲームリードの39勝40敗となった。
▼ウェスト7位~9位(現地4月8日)
チーム | 成績 | ゲーム差 | |
7 | マブス | 41勝38敗 | 0 |
8 | ジャズ | 39勝40敗 | 2 |
9 | ロケッツ | 38勝41敗 | 3 |
マブスは残り3試合(LAC、UTA、SAS)のいずれかで1勝をあげるか、ロケッツがもう1敗すればプレーオフ進出決定となる。
ボックススコア:「NBA」