絶好調のデイミアン・リラード、6試合で48得点ダブルダブル平均
ここ最近のデイミアン・リラードが神がかりすぎている。
NBAでは現地2月1日、ポートランド・トレイルブレイザーズとユタ・ジャズがモダ・センターで対戦。リラードが直近6試合で3度目となる50点ゲームで大活躍し、ブレイザーズが124-107で快勝を収めた。
この日のリラードは、36分の出場で9本のスリーを含む29本中17本のフィールドゴールに成功。2年連続DPOYを有するジャズディフェンスを、インサイドとアウトサイドの両方から破壊した。
最終的にリラードは51得点、12アシストのダブルダブルを記録。終盤のアリーナは、観客総立ち状態でリラードへの盛大な「MVP」チャントに包まれ、リラードがベンチに下がる際にはスタンディングオベーションが巻き起こった。
▼割れんばかりの大歓声
ルーティンが大事
自己ベストの61得点やキャリア初のトリプルダブル達成など、1月下旬からのリラードの活躍ぶりがとにかく凄まじい。
リラードはここ6試合で48.8得点、10.2アシスト、スリー成功率57.0%を平均。ESPNによると、6試合のスパンで45得点/10アシスト以上を平均したのは、リラードがNBA史上初だという。
またリラードは6試合連続で6本以上のスリーに成功。これも前代未聞の快挙だ。
▼歴史的な快進撃
リラードは試合後、「これほどのリズムに乗れたのはキャリアで初めてだ」とコメント。リズムを掴めたのは、毎日のルーティンをちゃんとこなしてきたからだと語った。
「どんな時もルーティンワークを守り通している。NBAのシーズン中は、疲労や遠征、個人の用事などで、ルーティンが疎かになってしまいがちだ。そして『今日はオフにしよう』という考えに陥ってしまう。でも僕は、やりたくないと思う日でもルーティンをこなす努力をしてきた」
– デイミアン・リラード
リラードは試合やチーム練習がある日・ない日に関わらず、以下のようなルーティンを必ず毎日こなしているという:
- 毎晩、25分のシュート練習と15分のボールハンドリング練習
- フリースローを100本成功させる
- 毎朝、水風呂に入る
- マッサージや治療、ストレッチなど、体のメンテナンスに2時間半費やす
- よく寝る、こまめに横になって脚を休める、水分補給を欠かさない
まさにプロフェッショナルだ。類まれな才能に加え、普段からこれだけ意識的な努力をするからこそ奇跡を起こせる。
ボックススコア:「NBA」