デマー・デローザンがNBA史上初、2日連続で逆転ブザービーター成功
ブザービーターで2021年を終えたシカゴ・ブルズのデマー・デローザンが、ブザービーターで2022年を始めた。
シカゴ・ブルズの2点ビハインドで迎えた現地1月1日のワシントン・ウィザーズ戦のラストポゼッション、ボールをコーナーで受けたデローザンはポンプフェイクでディフェンダーをかわし、終了のブザーと同時に逆転決勝スリーに成功。デローザンは前日のペイサーズ戦でもブザービーターを決めたばかりだ。
かつてはロングレンジショットが苦手だったデローザンが、2日連続でまさかの逆転決勝スリー!Basketball Referenceによると、2試合連続での決勝ブザービーターは1985年の1月(27日と29日)にラリー・バードが達成しているが、バック・トゥ・バック(2日連続)で決めたのはデローザンがNBA史上初だという。
この日のデローザンは35分の出場で28得点、9リバウンド、5アシストをマーク。連続ブザービーターについては試合後、「ロードで決められるなんて最高の気分だ。これが夢なのか現実なのか分からないよ」と喜びを語った。
イースト単独首位となったブルズ(24勝10敗)はデローザンの他、ザック・ラビーンがゲームハイ35得点、ニコラ・ブーチェビッチが22得点/12リバウンドで勝利に貢献。ペイントエリア得点で30-72とウィザーズに大差をつけられたが、合計34本中17本の高確率でスリーを沈めて挽回した。
敗れたウィザーズ(18勝18敗)は、カイル・クーズマが29得点/12リバウンド、ブラッドリー・ビールが27得点/17アシストでそれぞれダブルダブルをマーク。試合の大部分で主導権を握り、第4Q残り3.3秒にはクーズマのスリーでリードを奪うも勝利は成らなかった。
引き続き正念場で存在感を発揮している今季のデローザン。
- 第4Qの平均得点でリーグ1位タイ(8.0得点)
- 第4Qに平均FG53%/スリー54%/FT88%
- クラッチタイム(5点差以内で迎えた残り5分)にFG56%/スリー100%/FT96%
デローザンは今季31試合でリーグ6位の26.8得点、5.1リバウンド、4.6アシストを平均中。もしデローザンが今のペースを維持しつつ、ブルズが最終的にカンファレンス1位シードを獲得するようなことになれば、MVP投票でトップ3に入る可能性もあるかもしれない。
ボックススコア:「NBA」