バックスが元オールスターのデマーカス・カズンズを1年契約で獲得へ
FAとなっていた元オールスターセンターのデマーカス・カズンズが昨季王者のミルウォーキー・バックスに加入する模様だ。ESPNが関係者から得た情報として伝えている。
報道によると、カズンズがバックスと結ぶのは保証なしの1年契約。来年の1月7日までロスターに残ることができれば残りシーズン保証となる。
チームからの正式な発表はまだだが、カズンズ自身が鹿の絵文字を使ってTwitterで報告。
昨季のカズンズは、ロケッツとクリッパーズの2チームで41試合に出場し平均8.9得点、6.4リバウンドを記録。いずれもキャリアワーストで、シーズン平均得点が一桁に終わったのは初めてだ。
かつては25/10のダブルダブルを平均するリーグ屈指のセンターとして大暴れしていたカズンズだが、2018年1月のアキレス腱断裂から大腿四頭筋断裂、膝前十字靭帯損傷と、選手生命が危ぶまれる深刻な怪我を立て続けに経験(すべて左足)。苦しいリハビリを何度も乗り越えてコートに戻ってきたが、まだ全盛期の支配力は取り戻せていない。
▼昨季カズンズのベストゲーム
今季のバックスは、スタメンCのブルック・ロペスが開幕戦から腰の怪我で戦線離脱中。ビッグマンのローテーションがかなり手薄な状態で、Basketball Referenceの「Play-by-Play」データによると、ヤニス・アデトクンボがセンターポジションに入る割合がこれまでの3倍以上になっている(出場時間の6割以上をセンターとしてプレイ)。
実際のところ、昨季のカズンズはそれほど悪くなかった。ロペスのようにストレッチ5をこなせるシュート力を持ち、その上パスも上手いので、オフェンス面ではアデトクンボとの相性も良いはず。ただ連覇を狙うバックスで本契約を獲得し、さらにプレイオフのロスターに残るためには、昨季以上のパフォーマンスを見せる必要がありそうだ。
参考記事:「ESPN」