デマーカス・カズンズ、ペリカンズにトレード移籍
オールスターゲーム2017終了後まもなく、The VerticalのAdrian Wojnarowski記者がリーグを揺るがす今季一のビッグニュースを投下した。
報道によると、サクラメント・キングスが現地19日、ニューオリンズ・ペリカンズとのトレードに合意。キングスは ペリカンズからタイリーク・エバンス、ラングストン・ギャロウェイ、ルーキーのバディ・ヒールド、2017年ドラフト1巡目と2巡目指名権を獲得する代わりに、フランチャイズスターのデマーカス・カズンズとオムリ・カスピを放出する模様だ。
今季のカズンズは55試合でリーグ4位の27.8得点、10.6リバウンドを平均。新たなチームメイトとなるアンソニー・デイビスと並びリーグ1,2を争うビッグマンで、もし2人が上手く噛み合えばティム・ダンカン/デビッド・ロビンソン以来の支配的なツインタワーになるかもしれない。
▼カズンズvsデイビス
現在ペリカンズは23勝34敗でウェスト11位となっており、8位のナゲッツとの差はわずか2.5ゲーム。このまま8位シードに入り込めば、今季プレーオフでダークホースになり得るポテンシャルもある。ファイナルでのリベンジに燃えるウォリアーズにとっては、予想以上に厳しい第1ラウンドになりそうだ。
カズンズは、オールスターゲーム後のインタビューで初めてトレードのニュースを知らされたようで、スタッフから耳打ちされると、一切取り乱すことなく、「ニューオリンズは楽しかった。ニューオリンズが大好きだ」と笑顔で記者たちに語った。
▼カズンズのリアクション
https://twitter.com/SInow/status/833555386196189184
一方のキングスは…、数日前にカズンズのトレードは考えていないという報道が出たばかりだったので、まさに驚きの決断。現在ウェスト8位から1.5ゲーム差の9位にいるが、プレーオフ進出よりも将来に向けた再建突入を選んだようだ。
カズンズのマネージャーも突然のニュースに少し困惑した様子で、オールスターゲーム後に空港からTwitterで「どこに行くべきなのかもわからない…」とコメントしている。
カズンズのトレードの話はこれまでに何度も上がっており、一部ではロッカールームで悪影響になっているなどという噂も出ていたが、それでも今回のトレードはキングスにとって見返りが少なすぎる気もする。報道によれば、キングスはレイカーズにもブランドン・イングラムを含むトレードで交渉を持ち掛けたそうだが、レイカーズは拒否したという。
なおカズンズは、今年のオールスターゲームでわずか2分しか出場しなかったが、それは本人の要望だったらしい。
参考記事:「Yahoo Sports」