ドレイモンド・グリーンがシーズン11回目のトリプルダブル獲得
ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが、現地20日にステイプルズ・センターで行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦で18得点、11リバウンド、10アシストのトリプルダブルを記録。さらにスプラッシュブラザーズも55得点の活躍をみせ、ウォリアーズは敵地でのバック・トゥ・バック2試合目に115-112で勝利した。
この日のグリーンは外のシュートが入らなかったが、代わりにドライブやカットからデアンドレ・ジョーダンを積極的にアタックし、ペイントエリア内で得点を量産。トップ・オブ・ザ・キーやポストからのプレーメイキングでアシストを重ねた他、アンドリュー・ボガットとフェスタス・エジーリのセンター2人が欠場したウォリアーズのメインリバウンダーとなるなど、存分にオールラウンドぶりを発揮した。
これでグリーンは今季11回目となるトリプルダブルを達成。Basketball Referenceのデータによると、シーズン54試合を終えた時点で10回以上のTDを記録した選手は、1983年以降の32シーズンで今季のグリーンを含めわずか4人しかいない。
▼シーズン54試合時点での最多トリプルダブル数
(1983-84シーズン~現在)
プレーヤー | TD | |
1 | ジェイソン・キッド(2007-08) | 12 |
2 | マジック・ジョンソン(1988-89) | 11 |
2 | ファット・リーバー(1986-87) | 11 |
2 | ドレイモンド・グリーン(2015-16) | 11 |
32点差の大敗を喫した前日のブレイザーズ戦からわずか20時間後という厳しいスケジュールでクリッパーズ戦に臨んだこの日のウォリアーズ。試合開始7分でステファン・カリーがファウルトラブルに陥るも、エネルギッシュなチームディフェンスとクレイ・トンプソンの第1Q16得点で序盤から主導権を握り、ゲームの大部分で二桁台のリードを維持。第3Q終盤で一時5点差に迫られたが、そこからすぐに流れを引き戻してクリッパーズを再び突き放し、13点リードで迎えた第4Q残り1分30秒には主力全員をベンチに下げた。
これで勝敗が決まったと思いきや、ここからクリッパーズのベンチユニットが10連続得点でまさかのカムバックを展開。
さらに、3点差まで巻き返した残り時間5秒ではウォリアーズのインバウンズパスをスティール。オーバータイムに持ち込むチャンスを手にしたクリッパーズだが、同点を狙ったCJ・ウィルコックスのランニング・スリーポイントショットはエアボールに終わり、惜しくも時間切れとなった。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
GSW | 33 | 30 | 30 | 22 | 115 |
LAC | 20 | 33 | 31 | 28 | 112 |
ウォリアーズはグリーンのトリプルダブルの他、トンプソンがゲームハイの32得点、カリーが23得点/9アシストをマーク。敗れたクリッパーズは、ジャマール・クロフォードが25得点、クリス・ポールが24得点/7リバウンド/6アシスト、ジョーダンが16得点/21リバウンドのダブルダブルを記録している。
Image by Keith Allison/Flickr
ボックススコア:「NBA」