M.ゴータット「試合中の殴り合いをOKにしたい」
「ポーランドハンマー」のニックネームを持つワシントン・ウィザーズのセンター、マーチン・ゴータットは、もう少しNBAにも“アイスホッケー的な要素”があればいいと考えているらしい。米ESPNが行ったインタビューの中で、ゴータットは試合中の喧嘩沙汰に関するちょっとクレイジーなアイデアを語った。
<以下、ESPNのインタビュー記事から一部抄訳>
Q:NBAの試合がより良くなるようなルール変更のアイデアは何かありますか?
A:喧嘩の罰則に関するルールをもう少し緩くしたい。アイスホッケーの試合だと、観客は喧嘩を期待するだろ。NBAでも同じような事を出来ればいいんだけどね。もし2人の選手が揉めたとして、他の選手を引き離すことができれば。揉めてる2人が殴り合いできればいい…
Q:試合中にですか?
A:試合中だよ。手際よく、15~20秒くらい。2,3発ずつ殴りあって、レフリーが止めに入る。喧嘩した2人は退場処分になるけど、試合が終われば2人の間に揉め事は残らない。ファンもすごくエキサイトするだろうし、すごくクールなアイデアだと思うんだが(笑)。
Q:そうなるともっと屈強なレフリーが必要ですね。ディック・バベッタさん(74歳のレフリー)にやらせるわけにもいかないし
A:レフリーが止めに入った時点でただちに終了。そこで殴り合いを止めなければならない。素晴らしいアイデアだと思うんだけどね。ホッケーのファンみたいに、NBAのファンも楽しみにすると思う。
※ソース:「ESPN」
半分以上はジョークだと思うが…、絶対にダメでしょ。
ホッケーではスケート靴を履いている上にプロテクターもあるので、少々殴りあっても大丈夫なはず。だがNBAだとスニーカー+素手のファイトになるので、下手すれば致命傷を負う可能性もある。
▼1977年12月9日のレイカーズ対ロケッツ戦で乱闘が起こった際に、カーミット・ワシントンがルディ・トムジャノビッチの頭部を殴打。トムジャノビッチは頭蓋骨骨折の重傷を負った。
そもそもゴータットみたいな男に2,3発でも殴られたらたまったもんじゃない。ちなみにゴータットの父親はボクシングの元オリンピック銅メダリストだ。
もし喧嘩OKなんてルールができれば、メッタ・ワールド・ピースの需要が再び高まるかもしれない。
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