グレッグ・ポポビッチHCが通算1200勝に到達
サンアントニオ・スパーズが現地27日、AT&Tセンターで行われたロサンゼルス・レイカーズ戦に110-106で勝利。これにより、スパーズのグレッグ・ポポビッチHCはコーチングキャリア通算1200勝(レギュラーシーズン)の大台に到達した。NBA史上5人目の快挙だ。
▼歴代HC勝利数ランキング
HC | 勝利数 | |
1 | ドン・ネルソン | 1335 |
2 | レニー・ウィルキンス | 1332 |
3 | ジェリー・スローン | 1221 |
4 | パット・ライリー | 1210 |
5 | グレッグ・ポポビッチ | 1200 |
6 | ジョージ・カール | 1175 |
7 | フィル・ジャクソン | 1155 |
このペースでいけば、今季中にもジェリー・スローンを抜いて歴代3位に浮上できるだろう。
ポポビッチHCは、1996年にスパーズのヘッドコーチに就任。最初のシーズンは、当時のエースだったデイビッド・ロビンソンがシーズンの大部分を負傷離脱したこともあり、20勝62敗と大きく負け越したが、1997年のドラフトでティム・ダンカンを獲得してからは、21年にわたり1度もプレイオフ進出を逃していない。
また1球団で1200勝に到達したのは、ポポビッチHCが初めてとなる。
新たな快挙を達成したポポビッチHCだが、本人はあまり記録に関心がないようで、試合後のインタビューで通算1200勝について尋ねられた際も、退屈そうな表情を浮かべながら「他に質問はあるか?」と完全にスルーしただけだった。
この日のスパーズは、デマー・デローザンが30得点、12リバウンド、8アシストで大活躍。デローザンは、前半に最大14点ビハインドに陥ったチームをオールラウンドなプレイで逆転へと牽引し、1点リードで迎えた第4Q残り16秒には得意のミドルレンジから決勝弾を沈めた。デローザンの他には、ルディ・ゲイとブリン・フォーブスがそれぞれ16得点で勝利に貢献している。
▼あと一歩で30点TDの活躍
今オフシーズンのスパーズは、カワイ・レナード、ダニー・グリーン、カイル・アンダーソンが移籍し、さらに昨季オールディフェンシブ2ndチームのデジャンテ・マレーがACL断裂で長期離脱。守備の要だった4選手を揃って失ったことにより、今季開幕4試合ではディフェンスがボロボロだったが、この日のレイカーズ戦では、特に後半からようやくスパーズらしい守りが見られた気がする。
レブロンは歴代6位に浮上
敗れたレイカーズは、レブロン・ジェイムスが35得点、11リバウンドで奮闘。これでレブロンは、キャリア通算得点で31202点に到達し、ダーク・ノビツキーを追い抜いて現役選手1位、かつ歴代選手6位に浮上した。
ボックススコア:「NBA」