メンフィス・グリズリーズが8歳少年をドラフト、難病と闘う子供の夢を実現
メンフィス・グリズリーズがフレッシュな新メンバーを獲得した。地元メンフィス在住のチャービス・ブリュワー君(8歳)だ。
ブリュワー君は脳性小児麻痺の難病を抱えており、これまでずっと車椅子での生活を余儀なくされてきた。バスケットボールが大好きだが、他の子供たちのようにコートを走り回ることはできない。
そんな彼の夢は、NBAのチームからドラフト指名を受けること。今回、ボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ(Make-a-Wish)」とグリズリーズの働きかけにより、ブリュワー君の願いが実現した。
現地29日、リムジンの送迎でグリズリーズの本拠地「フェデックス・フォーラム」に到着したブリュワー君。そこで彼を歓迎したのは、正式のプレーヤー契約書とグリズリーズのメンバーたち。すでに更衣室にはブリュワー君専用のロッカーまで用意されていた。
ブリュワー君は、グリズリーズの中でも特にザック・ランドルフとマイク・コンリーの大ファン。契約書にサインしてユニフォームを受け取った後は、憧れのプレーヤーたちと共にチームの練習に参加した。コーチングの仕事に興味を持ったらしく、デイブ・ジョーガーHCの隣りでホイッスルを握り、選手たちに檄を飛ばしていたという。
ブリュワー君は現地30日に行われるシカゴ・ブルズ戦にもメンバーとしてベンチ入りする予定だ。
ソース:「NBA.com/Grizzlies」