グリズリーズがスパーズ撃破でウェスト8位浮上
1月の時点でグリズリーズがプレイオフ圏内にいるのは2016-17シーズン以来だろう。
メンフィス・グリズリーズは現地10日、フェデックス・フォーラムで行われたサンアントニオ・スパーズ戦に134-121で勝利。連勝を4に伸ばしてシーズン17勝22敗とし、ウェスト8位に浮上した。
この日のグリズリーズは、ジャレン・ジャクソンJr.が24得点、ジャ・モラントが22得点/14アシストをマークと、若手コアが大活躍。2点リードで迎えた第4Qを34-23で制し、直接スパーズから8位のスポットを奪い取った。
モラントとジャクソンJr.の他には、ディロン・ブルックスが22得点、ヨナス・バランチュナスが21得点で勝利に大貢献している。
▼モラントはアシストで自己最多
「目標はプレイオフ。日を重ねるごとにどんどんチームのプレイが良くなっている。そろそろプレイオフ出場を夢見てもいいはずだ」
– ヨナス・バランチュナス
今季のウェスタンカンファレンスは1月10日の時点で、8位のグリズリーズ(17勝22敗)と14位のペリカンズ(14勝25敗)の差がわずか3ゲーム(7位と8位の差は5.5ゲーム)。8位からグリズリーズ、スパーズ、ブレイザーズ、ウルブズ、サンズ、キングス、ペリカンズの順に並んでいる。シーズン後半戦でどのチームがプレイオフ最後の椅子を手にするのか、予想が難しい状況だ。
オルドリッジのスリー
なお勝率の差で一時9位に転落することとなったスパーズ(16勝21敗)は、デマー・デローザンが36得点、9リバウンド、9アシストで大奮闘。ラマーカス・オルドリッジとブリン・フォーブスがそれぞれ21得点をあげている。
なかなかパフォーマンスが安定しない今季のスパーズだが、最近のポジティブな要素は、ついにオルドリッジが積極的にスリーを打つようになり、オフェンスのスタイルが少しモダンNBAに近づいてきたこと。オルドリッジはピック&ポップの際も、ロングツーではなく、ちゃんと3Pラインの外側まで飛び出すようになってきた。
昨季のオルドリッジは1試合の平均3Pアテンプト数がわずか0.5本だったが、今季はその5倍の2.5本に増加。しかも1月に入ってからの5試合では平均5.6本を放ち、3.2本を成功させている。
オルドリッジが積極的にスリーを放つだけでも、スパーズオフェンスにとって大きな進歩だ
ボックススコア:「NBA」