ウォリアーズがブレイザーズをスウィープ、WCセミファイナルへ
現地24日、ゴールデンステイト・ウォリアーズがモーダ・センターで行われたポートランド・トレイルブレイザーズとのシリーズ第4戦に128-103で圧勝。ブレイザーズを4勝0敗でスウィープし、3シーズン連続での第2ラウンド進出を決めた。
試合開始直後からオフェンスが大爆発したこの日のウォリアーズは、最初のピリオドだけで11本中8本のスリーを成功させ、第1Qにおけるプレーオフ最多記録と並ぶ45得点を獲得。序盤から大量得点差を奪われたブレイザーズは、デイミアン・リラードが孤軍奮闘して巻き返そうとするも、ウォリアーズの勢いは止まらず、後半は一度も点差が20点以下に縮まらないままの完全なワンサイドゲームとなった。
▼カリーはスリー7本成功の37得点
ウォリアーズは、ステフィン・カリーが30分の出場で7本のスリーを含む12本のFGを成功させて、ゲームハイの37得点、8アシストを記録。ドレイモンド・グリーンもロングレンジの調子が良く、5本のスリーを沈めて21得点、クレイ・トンプソンが18得点をマークしている。
他には、3試合ぶりに復帰したケビン・デュラントが、20分の出場で10得点をあげつつ、序盤にリムの守備で大貢献。チーム全体で29本中17本のスリーを成功させながら、合計9ブロックを記録した。
▼ブロックハイライト
https://twitter.com/warriors/status/856773526195281920
プレーオフ敗退が決まったブレイザーズは、リラードが34得点、アル・ファルーク・アミヌが25得点を記録。C.J.マッカラムは試合を通してショットのリズムを掴めず、FG12本中10本に失敗し、今季自己ワーストの6得点に終わった。ブレイザーズが7ゲームシリーズでスウィープされたのは、1999年カンファレンスファイナルでのスパーズ戦以来18年ぶりとなる。
カーHCはプレーオフ全休の可能性も
KDも無事に復帰し、チャンピオンシップ奪還に向けて絶好調のウォリアーズだが、一つ不安要素があるとすればスティーブ・カーHCの健康状態だ。
現在カーHCは大きく体調を崩しており、第3戦に続いて第4戦も欠場。2015年に受けた腰の手術の合併症で、激しい偏頭痛や吐き気に苦しんでいるという。ただ、ベンチには入れないものの、チーム練習や試合前のロッカールームには顔を出し、選手やスタッフたちにアドバイスを与えるなどしているそうで、記者会見では「どんな形であれチームに貢献していくつもりだ」と語った。
復帰時期は今のところ未定で、最悪の場合、残りのプレーオフで指揮をとらない可能性もあるという。
ボックススコア:「NBA」