2017年10/11月のNBA月間賞: レブロンとハーデンが最優秀選手
NBAが現地12月1日、2017-18シーズン10月/11月のプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス、並びに月間最優秀ルーキー賞の受賞者を発表した。
https://twitter.com/NBA/status/936701514860638209
・イースト:レブロン・ジェイムス
イースタンカンファレンスでは、クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェイムスがキャリア通算35回目となるプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス選出を果たした。
10月~11月のレブロンは、22試合で28.0得点(リーグ3位)、8.5アシスト(リーグ5位)、8.2リバウンドを平均。特にシューティングの調子が良く、FG成功率58.4%、スリー成功率42.5%を記録しており、やや信じ難いことだが、スタッツ面でみると、デビュー15年目の32歳にして今季がレブロンのキャリアベストシーズンと言えるかもしれない。
開幕5勝7敗と低調でシーズンをスタートしたキャブスだったが、その後10連勝を達成し、11月を終えた時点で15勝7敗のイースト2位まで浮上している。
・ウェスト:ジェイムス・ハーデン
ウェスタンカンファレンスは、ヒューストン・ロケッツのジェイムス・ハーデンがキャリア5回目の選出。ハーデンは11月までの21試合でリーグ1位の31.5得点、リーグ2位の9.8アシスト、3P成功率40%を平均し、相棒のクリス・ポールがスケジュールの半分以上を欠場する中、チームをウェスト首位の17勝4敗へと導いた。
昨季のロケッツはオフェンスに特化したチームで、ディフェンスがやや頼りなかった印象だが、今季はクリス・ポールやPJ.タッカー、ルーク・バーアムーテが加入したことで、守備が大幅に改善。特にポールが復帰して以降の直近6試合では、得点効率と失点効率(100ポゼッション当たりの得点/失点)の両方でリーグ1位を記録している(シーズンではオフェンス2位、ディフェンス5位)。
今季ロケッツのオフェンスは、昨季と同様に、ミドルレンジショットの割合がリーグで最も少なく、反対にスリーポイントショットの割合が最も多い。ショットチャートはとても美しい形となっている。
▼ロケッツ10~11月ショットチャート
ルーキー・オブ・ザ・マンス
https://twitter.com/NBA/status/936697793724538889
イーストは、デビュー20試合での平均得点/アシスト/リバウンド/スティールでルーキー最多(18.6得点、9.4リバウンド、7.2アシスト、2.3スティール)を記録したフィラデルフィア・76ersのベン・シモンズが受賞。ウェストは、ルーキー2位の16.7得点を平均したロサンゼルス・レイカーズのカイル・クーズマが選出された。
10月と11月の間で1試合に30得点以上を獲得した今季新人は、シモンズとクーズマの2選手のみとなっている。
▼シモンズ
また同日には、10月/11月のコーチ・オブ・ザ・マンスも発表され、それぞれのカンファレンスでチームを首位に導いたボストン・セルティックスのブラッド・スティーブンスHCとヒューストン・ロケッツのマイク・ダントーニHCが選出された。
Image by Erik Drost
参考記事:「NBA」