ホーネッツオールスターのラメロ・ボール、グレード2の捻挫で開幕戦欠場が濃厚
NBA2022-23シーズン開幕が1週間後に迫る中、シャーロット・ホーネッツに暗雲だ。
ホーネッツは現地10月11日、若きエースのラメロ・ボールが左足首にグレード2の捻挫を負ったことを発表。復帰時期については今のところ未定だが、複数の現地メディアによると、10月19日に開催されるレギュラーシーズン開幕戦までに間に合わない見込みだという。
ラメロが負傷したのは、10日に行われたワシントン・ウィザーズとのプレシーズンゲーム前半。ドライブした際にディフェンダーの足を踏んで左足首を激しく捻り、フリースローを打った後にすぐさま試合を途中退場した。
コンディション調整のためのプレシーズンゲームで不運にも負傷してしまったラメロだが、怪我の程度が比較的軽傷に収まったのは朗報。最近の例だと、ジャ・モラントやトレイ・ヤング、マイク・コンリーといったガード選手たちが同じグレード2の捻挫を負ったところ、離脱期間は最長で19日(約7試合)ほどだった。
▼2年目ラメロのハイライト
2021年の新人王に輝いたラメロ・ボールは、プロ2年目だった昨季に75試合の出場で20.1得点/7.6アシスト/6.7リバウンドを平均し、キャリア初のオールスターに選出。昨季ホーネッツは43勝39敗で、2015-16以来6年ぶりとなる勝ち越しシーズンを送ったが、プレイ・イン・トーナメント初戦でホークスに敗れてプレイオフを逃している。
ようやくドアマットチームを抜け出す準備が整ったかに見えたホーネッツだが、ラメロの怪我を含め今オフは悲報ばかり。7月には、昨季に大ブレイクしたフォワードのマイルズ・ブリッジズが家庭内暴力などの容疑により逮捕された。
今季ホーネッツが、どんな方針でシーズンを進めるのかに注目したいところ。ラメロの怪我やブリッジズの不祥事を考慮すると、一世代に一人レベルの逸材とされるビクター・ウェンバンヤマ獲得のためにタンキングレースに参戦するのも一つの手段だろう。
参考記事:「NBA」