3年目のジャ・モラントが2021-22シーズン開幕戦から37得点で大爆発
昨季は、キャリア初のプレイオフでメンフィス・グリズリーズの球団新記録を樹立するなど目覚ましい活躍を見せた2020年新人王のジャ・モラント。2021-22シーズンのNBAで大ブレイクが期待されるネクストスターの筆頭だ。
今季がプロ3年目となるモラントは、現地20日に本拠地フェデックス・フォーラムで行われたクリーブランド・キャバリアーズとのシーズン開幕戦でさっそく大暴れ。34分の出場でゲーム最多の37得点をマークし、グリズリーズを132-121での勝利に導いた。
モラントは“ハイライトマシーン”と呼ぶにふさわしいダイナミックなプレイヤー。ラッセル・ウェストブルックやデリック・ローズの若い頃を彷彿させる。
この日の試合でもハイライトプレイを連発。特に第2Q最後のブロックや第3Q中盤のワンハンド・アリウープなどは、ポイントガードがやるようなプレイじゃない。
なお昨季のモラントは、12月に行われたレギュラーシーズン開幕戦で44得点をマーク。だが開幕3試合目で足首を負傷し、約3週間の離脱を余儀なくされた。今年は不運な怪我がないことを祈りたい。
この日のグリズリーズはモラントの他、デズモンド・ベインが22得点、新加入のスティーブン・アダムスが8得点/14リバウンドで勝利に貢献した。
ドラ3のモーブリーがNBAデビュー
敗れたキャブスは、合計7選手が二桁得点を獲得。センターのジャレット・アレンがFG11本中11本成功のノーミスから25得点をマークした他、ダリアス・ガーランドが13得点/12アシスト、リッキー・ルビオが12得点/10アシストでダブルダブルを記録している。
またこの日の試合では、2021年ドラフト3位指名のエバン・モーブリーが公式戦デビュー。20歳のルーキーとは思えないほど安定感のあるパフォーマンスを見せ、38分の出場で17得点、9リバウンド、6アシストとオールラウンドに活躍した。
勝利は成らなかったものの、スリーやリム守備、プレイメイクまで1試合目から多才ぶりを発揮したモーブリー。試合後には、「良いプレイができたと思う。気楽にプレイできた」と自身のプロデビューについてコメントしている。
今季開幕戦でのキャブスは、先発にモーブリー、アレン、ラウリ・マルカネンの3人を入れるスーパービッグなフロントコートを起用。また、どのラインアップでもボールの動きが非常に良く、チーム合計で38アシスト(2016年3月以降で自軍最多)を記録した。
ボックススコア:「NBA」