ジャマール・クロフォード「引退するつもりはない。でも今の生活を楽しんでいる」
昨季はキャリア19シーズン目をフェニックス・サンズでプレイした大ベテランのジャマール・クロフォード。今季は開幕から2カ月の時点でまだ契約を手にできていないが、このまま引退するつもりはないらしい。
現在、地元のシアトルで日々ワークアウトに励んでいるクロフォードは、現地紙『The Seattle Times』のインタビューで現役続行の意思を明言。ただ決して焦りを感じているわけではなく、むしろNBAにいる時とは大きく異なる今のライフスタイルを楽しんでいるという。
「まだ引退するつもりはない。でも家族と一緒に過ごせる今の時間を楽しんでいるよ。だから僕は『コップにはまだ半分も残っている』というポジティブな考え方を持つようにしている。なにしろ今は、これまでやれなかったことをやる時間があるわけだからね」
– ジャマール・クロフォード
▼今年の夏もプロアマリーグで大活躍
クロフォードがシアトルの自宅で家族とクリスマスを祝うのは、2014年に結婚してから今年が初めてとのこと。キャリアを通して8チームでプレイしてきたクロフォードにとって、クリスマスの日は試合に出場するか、もしくは遠征先のホテルで過ごすのが通例となっていた。
来年3月で40歳になるクロフォードは、昨季サンズで64試合に出場して7.9得点、3.9アシストを平均。得点面ではプロ1年目以降で最も低い数字となったが、4月9日に行われたダラス・マーベリックスとのシーズン最終戦で51得点をマークするなど存在感を示した。
この試合でクロフォードは、NBA史上最年長での50点ゲームを達成。またベンチ出場から50得点以上を記録した史上2人目の選手となった(1人目は1993年のニック・アンダーソン)。
もう一度NBAの舞台で活躍するクロフォードの姿を見たいが、仮にこれが引退試合になったとすれば、“究極のシックスマン”であるクロフォードのキャリアに相応しい最後だと思う。
参考記事:「The Seattle Times」