ジェイソン・リチャードソンが現役引退へ
ダンクコンテストで2年連続優勝を成し遂げた大ベテランのジェイソン・リチャードソンが現地23日、Instagramの投稿でNBAからの正式な引退を発表した。
「今日は僕にとって甘く切ない日だ。プロバスケの世界から引退することを正式に発表する。シャーロット、フェニックス、オーランド、フィリーの球団とファンのみなさん、そして何より14年間サポートし続けてくれたベイエリアのみなさんに感謝の気持ちを伝えたい。NBAを去るのは人生で最も難しい決断だった。だがそれ以上に、僕にとっては自分の健康や家族と時間を過ごすことの方が大切なんだ!」
– ジェイソン・リチャードソン
8月半ばにアトランタ・ホークスとノンギャランティーの契約を結んだばかりのリチャードソンだが、Yahoo SportsのMarc Spears氏によると、数日前に膝の調子が悪化したとのこと。MRI検査の結果、骨棘と診断されたため、引退を決意したという。
「足を引きずりながら残りの生涯を過ごすのはごめんだ。まだ僕には長い人生が待っている。自分の子供とバスケットボールをプレーできるようにしたい」
– ジェイソン・リチャードソン
リチャードソンは、2001年のNBAドラフトでウォリアーズから全体5位指名を受けてプロデビュー。最もエキサイティングなダンカーの一人として大きな注目を浴び、2002年と2003年のオールスター・ダンクコンテストで史上2人目となる2連覇を果たした(09年、10年にネイト・ロビンソンが3人目の二連覇達成)。2004年は優勝を逃したものの、予選ラウンドで披露したオフ・バックボードのレッグスルーダンクは伝説となっている。
デビューから6シーズンをウォリアーズで過ごしたリチャードソンは、2007年にシャーロット・ホーネッツへとトレード移籍。その後、フェニックス・サンズ、オーランド・マジックでプレーし、昨季はフィラデルフィア・76ersで19試合に出場した。
リチャードソンは、13シーズンで平均17.1得点、5.0リバウンド、2.7アシスト、1.2スティールをマーク。キャリアベストとなった2005-06シーズンには、75試合の出場で23.2得点、5.8リバウンド、3.1アシストを平均している。
▼J.リッチ、キャリアハイライト
Image by Keith Allison/Flickr
参考記事:「Yahoo Sports」