ジミー・バトラーがTJ・ウォーレンに辛辣なコメント「俺より遥かに格下」
マイアミ・ヒートのジミー・バトラーが、インディアナ・ペイサーズのTJ・ウォーレンを痛烈に批判した。普段から歯に衣着せぬ物言いをするバトラーだが、今回のは特に辛辣だ。
そもそもバトラーがウォーレンに敵対心を向けるきっかけとなったのは、現地8日に行われたヒート対ペイサーズ戦でのいざこざ。
試合序盤から2人はトラッシュトークを交わしていたのかもしれない。それほど酷いファウルではないように見えるが、バトラーがキレた。2人はチームメイトたちに引き離された後も罵り合いを続けた。
さらに次のポゼッションでも2人は激突。今度はバトラーにオフェンスファウルがコールされるのだが、その直後にウォーレンは挑発行為をしたため退場処分を言い渡される。
バトラーがサヨナラの投げキッスをすると、ウォーレンは中指を立ててからロッカールームへと引き下がっていった。
試合はヒートが122-108で快勝。バトラーが14得点/7アシストをマークしたのに対し、退場となったウォーレンはわずか3得点に終わっている。
ゲームでもスタッツでも勝利を収めたバトラーだったが、試合後も怒りはおさまらなかった模様。ロッカールームでのインタビューで、ウォーレンに対して次のような厳しい言葉を残した:
「奴(ウォーレン)にとっては辛い状況だと思うよ。俺はあいつをガードできるけど、あいつは俺をガードできないんだから。結局のところそれが理由だ。とにかく俺が言いたいのは、口のきき方に気をつけろということ。大人の男として絶対に口にすべきではない言葉がある。奴が言ったことは極めて無礼だったと感じた。まあ問題ないよ。あいつとはまた対戦するんだから。奴は殴り合いがどうのこうの言っていたが、ちっとも怖くない」
ウォーレンはバトラーの地雷を踏んでしまったようだが、明確に何を言ったのかが気になるところ。バトラーはさらに続ける:
「軟弱な野郎だよ。奴と俺とではレベルがまったく違う。俺よりも遥かに格下だ。もし俺がヘッドコーチだったら、あいつに俺のガードを任せたりしないよ。絶対に止められないからな。奴は役立たずだ」
– ジミー・バトラー
さらにバトラーはインスタグラムでもウォーレンに追撃:
「俺を止められないからって怒るなよ。3月の試合でお前の実力を見させてもらおう」
バトラーは「怒るなよ」と煽っているが、むしろ執着しているのはバトラーの方だろう。インスタの画像で赤丸を何重も付けているところからもそれが伺える。なおウォーレンは今回の件に関してノーコメントだった。
バトラーの一連の発言やSNS投稿が「スポーツマンらしくない」という声もあるかもしれないが、ショービジネスの面からみればNBAにとってプラスだと思う。これで3月に行われるヒート対ペイサーズの試合を楽しみにするファンが増えたはずだ。
ボックススコア:「NBA」