スパーズのジョナサン・シモンズが制限なしFAに
『The Vertical』によると、サンアントニオ・スパーズが現地13日、フォワードのジョナサン・シモンズに提示していたクオリファイングオファーを取り下げた模様。これによりシモンズは制限なしのFAとなる。
昨季レギュラーシーズンのシモンズは、78試合の出場で6.2得点、1.6アシストを平均。活躍の機会がさらに増えたプレーオフでは守備でも大貢献しながら、カワイ・レナードの負傷離脱後はラマーカス・オルドリッジに次ぐチームの得点源となっていた。
正直なところ、今回のニュースは驚きだ。昨季でNBA2年目を終えたばかりのシモンズは「ギルバート・アリーナス条項」の対象で、もし制限付きFAのままだった場合、他のチームがオファーできる契約1年目サラリーは、ノン・タックスペイヤー・ミッドレベル例外条項(来季は約840万ドル)の金額が上限(2年目は1年目サラリー+4.5%)。キャップスペースに余裕のあるどこかのチームがよほどの高額オファーをふっかけてこない限り(3年目にサラリーが跳ね上がり、平均年棒が1300万ドルを超えてしまうようなオファー)、スパーズはオファーシートにマッチして、シモンズを引き留めるものとばかり思っていたが…。
なおESPNのAdrian Wojnarowski記者によれば、スパーズは同日にFAのブランドン・ポールとの契約に合意。ポールは昨季をトルコのアナドル・エフェスSKでプレイした26歳のガードで、今年のラスベガス・サマーリーグにはクリーブランド・キャバリアーズとして参加した。
一方でシモンズは、さっそく複数のチームと契約交渉を始めているという。
参考記事:「Yahoo Sports」