ニックスのカルデロンが残り0.2秒の決勝スリーでレイカーズを撃沈
2015-16シーズン第20週は、スペイン出身のガードプレーヤーが正念場で光った。
現地11日のミネソタ・ティンバーウルブズ対オクラホマシティー・サンダー戦では、リッキー・ルビオが第4Q残り0.2秒にスリーポイントシュートを成功させ、サンダーを敵地で撃破。そして13日にステイプルズ・センターで行われたニューヨーク・ニックス対ロサンゼルス・レイカーズ戦では、10年目ベテランのホセ・カルデロンが同じく第4Q残り0.2秒に決勝点となるスリーを沈め、クラッチタイムの接戦に終止符を打った。
試合は、レイカーズが7点ビハインドで迎えた第4Q序盤から、ルー・ウィリアムズ、マルセロ・ウェルタス、ブランドン・バスらセカンドユニットの大奮闘で21-9のランを仕掛け、残り時間3分で5点リードを奪取。対するニックスは、カーメロ・アンソニーの連続フィールドゴールですぐに巻き返し、残り27秒にロビン・ロペスのフリースローで同点に戻すと、続くレイカーズのポゼッションで得点を阻止して、残り9秒で決勝ゴールのチャンスを手にする。
ニックスは、アイムアウト明けのインバウンドパスからカーメロにボールを託そうとするも、レイカーズのダブルチームに阻まれパスを回せず。残り時間が迫る中、ブロークン・プレーからボールを受け取ったカルデロンがステップアップした。
「奇妙な状況だったよ。あのラストプレーはメロでいくはずだったが、彼はフリーになれなかった。僕はボールを受けとったが、選択肢があまりなかったんだ。すると一瞬オープンになったので、シュートを打ったというわけさ。攻めあぐねているときに、大事な一本を決められることもたまにある」
– ホセ・カルデロン
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
NYK | 18 | 28 | 19 | 25 | 90 |
LAL | 11 | 24 | 25 | 27 | 87 |
ニックスは、カーメロがゲームハイの26得点、12リバウンドでダブルダブルをマーク。第4Qのクラッチタイムには、コービー・ブライアントと交互にフィールドゴールを決め合うシューティングマッチを披露するなどして、スタジアムのファンたちを楽しませた。レイカーズは、ウィリアムズが15得点、コービーが14得点をそれぞれ記録している。
コービー vs. カーメロ
13日が最後の公式戦対決となったコービーとカーメロは、キャリアを通して合計39試合を対戦。レギュラーシーズンを16勝13敗、プレーオフを8勝2敗で、それぞれコービーが勝ち越している。レイカーズとナゲッツがぶつかった2009年NBAウェスタンカンファレンスファイナルでは、最高にエキサイティングな点の取り合いをみせてくれた。
▼2009WCファイナル第1戦
「最も偉大な選手の一人であり、友人、そして兄弟である人との最後の対戦ということもあり、とてもエモーショナルなシチュエーションだった。僕たちの関係はバスケットボールだけではないんだ。確かにバスケットボールが僕たちを引き合わせた。だけど僕たちはその関係をさらに深いレベルに持っていった。コート上の関係を遥かに超えているよ」
– カーメロ・アンソニー(コービーとのラストゲームについて)
ボックススコア:「NBA」