ユスフ・ヌルキッチ、古巣との初試合で自己ベストの33得点
ポートランド・トレイルブレイザーズのユスフ・ヌルキッチが、2月まで在籍していた古巣デンバー・ナゲッツとのホームゲームでキャリアハイの33得点、16リバウンド、3ブロック、FG成功率80%の大暴れ。ブレイザーズが122-113で勝利を収め、ウェスト8位シードを争うナゲッツに1ゲーム差を付けた。
▼ヌルキッチのFGはすべてゴール下
ブレイザーズはヌルキッチの他、C.J.マッカラムが39得点で大活躍。これでナゲッツとのシーズン4試合を3勝1敗で勝ち越し、貴重なタイブレーカーを手に入れた。
敗れたナゲッツは、ジャミーア・ネルソンがチームハイ23得点、ニコラ・ヨキッチが17得点/8アシストをマーク。前半は善戦したものの、試合を通してブレイザーズのピック&ロールオフェンスに翻弄され、P&Rの守備でドライブを警戒して深く守れば、マッカラムのミドルレンジの餌食に。反対にボールハンドラー(リラードもしくはマッカラム)にトラップを仕掛けたり、スイッチで対応しようとしたりすれば、がら空きのインサイドを攻められてオフェンスリバウンドを奪われまくるという悪循環に苦しんだ。
ヌルキッチはスクリーンが上手く、フィニッシュ力も高いため、ピック&ロールからの攻めがメインのリラード/マッカラムとの相性が凄く良い。ヌルキッチ/メイソン・プラムリーのトレードは、ブレイザーズにとって将来的なサラリー調整が主な目的だったが、オールスターブレイク後の18試合ではリーグ2位の13勝5敗と一気に調子を上げ、トレード相手のナゲッツを追い抜きウェスト8位に浮上。今のところトレードは、22歳のヌルキッチ+ドラフト1巡目指名権を獲得したブレイザーズの大勝ちだと言えるだろう。
ボックススコア:「NBA」