カワイ・レナード ついに沈黙を破る
リーグに衝撃を与えたサンアントニオ・スパーズとトロント・ラプターズの電撃トレードから3週間、ずっと沈黙を守ってきたカワイ・レナードがようやくアクションを起こした。
レナードは現地9日、サンアントニオの現地メディア『San Antonio Express-News』を通して手紙を公開。そこには、『THANK YOU』という言葉を強調しながらデビューから7シーズンを過ごしたスパーズとサンアントニオのコミュニティに向けた感謝の気持ちが綴られている。
サンアントニオ
この数週間、僕は何を言葉にするべきか悩んでいた。そして最終的に行き着いたのは、『THANK YOU』というシンプルな2つのワード。
球団やサンアントニオのファンたちに感謝の気持ちを伝えたい。
NBAでの7年間で共にプレイしたすべてのチームメイトたちにも感謝。
ありがとうポップ(ポポビッチ)。あなたの指導の下で成長できたことに対して、これからもずっと感謝の気持ちを持ち続ける。
ファンのみんなもありがとう!サンアントニオほど情熱的で献身的なファンベースは他に見たことがない。
良いことも悪いこともいろいろあった。でも良いことの方が遥かに多くてよかった!その過程で僕たちが共有し、達成してきたことは絶対に忘れない。
僕はキャリアの次章を楽しみにしている。でもサンアントニオの人たちや街のことはずっと忘れないよ!
THANK YOU!
– カワイ・レナード
レナード本人が公に声明を出すのは、3月に行われたチーム記念撮影でのインタビュー以来初。その時は、球団との確執の噂について否定し、「チームとのすれ違いはない」と明言していたが、蓋を開けてみれば両者の関係は修復不可能なレベルまで悪化しており、7月にトレードという形で決別することとなった。
参考記事:「San Antonio Express-News」