TunaDrama
  • Home
  • ブログ
  • News
  • Video
  • FIBA
  • Twitter
  • Facebook
カーメロ・アンソニー ロケッツ
2018 8 9

カーメロ・アンソニーがロケッツへ

カーメロ・アンソニー, ロケッツ 0

以前から噂されていたカーメロ・アンソニーのヒューストン・ロケッツ加入が、ようやく成立する模様だ。

Yahoo Sportsの Shams Charania記者によると、ロケッツは現地7日、無制限FAとなっていたアンソニーとの契約に口頭合意したとのこと。契約内容は明かされていないが、今のロケッツはキャップスペースにベテランミニマム枠しか残されていないので、1年/240万ドルになる見込みだ。

昨季をオクラホマシティ・サンダーでプレイしたアンソニーは、シーズン78試合でキャリアワーストとなる16.2得点を平均。これでロケッツはジェイムス・ハーデンとクリス・ポールに加え、将来の殿堂入りがほぼ確実視されている選手を3人有することになったわけだが、今の体制を“ビッグスリー”と呼ぶべきかはかなり微妙なところ。昨季のパフォーマンスを見る限り、アンソニーの得点力はまだまだ健在だが、ディフェンスが大きな弱点となっていた。

昨季プレイオフ第1ラウンドでサンダーを破ったユタ・ジャズは、シリーズを通してピック&ロールで徹底的にアンソニーを攻撃。スクリーンを何度も使いながら、スローなアンソニーをボールハンドラー(主にドノバン・ミッチェル)にスイッチさせ、そこからサンダー守備を切り崩した。

FiveThirtyEightの記事によれば、ジャズはサンダーとのプレイオフシリーズ6試合で、アンソニーをボールハンドラーにスイッチさせたポゼッションで平均1.22点を記録。リーグ屈指のボールハンドラーであるステフィン・カリーやカイリー・アービングのピック&ロールにおける得点効率が1ポゼッション当たり1.10点~1.13点だったことを考えると(昨季レギュラーシーズン)、アンソニーの守備がいかに壊滅的だったかがわかる。

▼プレイオフで守備に大苦戦

ロケッツがカンファレンスファイナルでウォリアーズをギリギリまで追い詰めることができたのは、ハイレベルなオールスイッチ・ディフェンスを展開できる人材がいたからこそだ。アンソニーを入れたラインアップで同じ守備をやるのは不可能。アンソニーがデュラント→クレイ→カリーといった具合に的確にスイッチを繰り返す姿が想像できない。

なので、もしロケッツが来季プレイオフでリベンジのチャンスを手にしても、アンソニーを長い時間フロアに立たせるのは厳しいだろう。特にウォリアーズが最強の“デス・ラインアップ”を投入する時間帯は、新加入のジェイムズ・エニスの方がアンソニーよりも適任かもしれない。

その一方で、オフェンス面では問題なくロケッツにフィットできるはずだ。昨季よりもボールタッチやドリブルの回数が減り、これまで以上にロールプレイヤー寄りの役割を求められることになりそうだが、アンソニーはそれを受け入れる心構えができていると思う(ベンチスタートについては断固拒否するかもしれないが)。

ここ4シーズンでは、リーグ平均以下のスリーポイントシューターとなっていたアンソニーだが、ドリブル・プルアップなどの難しいショットが多かったのが成功率を下げている理由の一つ。ロケッツでは自然とスポットアップが増えるはずだし、ハーデンとクリス・ポールの2人はこれまでアンソニーが共にプレイした誰よりも優秀なプレイメイカーなので、絶妙なタイミングのパスから気持ちよくキャッチ&シュートを放てるようになるだろう。来季アンソニーの3P成功率が40%あたりまで急上昇しても決して驚きではない。

今夏ロケッツは、エニスとアンソニーの他にも、マイケル・カーター・ウィリアムズを獲得。クリス・ポールとクリント・カペラの引き留めにも成功したが、スイッチ守備のキープレイヤーだったトレバー・アリーザとルーク・バー・ア・ムーテを失ったことで、やはり戦力が衰えてしまった気がする。

エニスは守備に強いウィングで、アリーザがこなしていた仕事の約8割をカバーできるはずだが、ウォリアーズが相手の場合だと、その2割の違いが致命的な差になるだろう。なお噂によれば、ロケッツはトレードでウィングの補強を検討しているという(候補に挙がっているのはホークスのケント・ベイズモア)。

参考記事:「Yahoo Sports」

ラプターズマスコットの本気がすごい カワイ・レナード ついに沈黙を破る

Related Posts

カーメロ・アンソニー ダンカン

ブログ

カーメロ・アンソニーが通算得点でダンカン超え、歴代14位に浮上

クリスチャン・ウッド

ブログ

クリスチャン・ウッドがロケッツデビュー戦で27得点ダブルダブルの大活躍

ダリル・モーリー 退任

ブログ

ダリル・モーリーがロケッツのGMを退任

レイカーズ ロケッツ 第5戦

ブログ

ロサンゼルス・レイカーズがウェスタンカンファレンス決勝進出

レイカーズ 10年ぶり

ブログ

レイカーズがロケッツに3連勝、10年ぶりのウェストファイナル進出に王手

ロケッツ セルティックス 2020

ブログ

MVPデュオの活躍でロケッツがセルティックスの連勝ストップ

特集

  • ドレイモンド・グリーンの万能さが良くわかる守備ポゼッション

    ドレイモンド・グリーンの万能さが良くわかる守備ポゼッション

    2017年5月14日
  • 歴代NBA選手の通算勝率ランキングTop10

    歴代NBA選手の通算勝率ランキングTop10

    2020年5月12日
  • マブスのリック・カーライルHC「ポストアップは時代遅れ」

    マブスのリック・カーライルHC「ポストアップは時代遅れ」

    2020年6月3日
  • ベスト・オブ・NBA: ニコラ・ヨキッチの多彩なパス

    ベスト・オブ・NBA: ニコラ・ヨキッチの多彩なパス

    2017年10月14日
  • ビンス・カーターの引退とNBAのリアクション

    ビンス・カーターの引退とNBAのリアクション

    2020年6月27日
  • ケビン・ラブ 「誰もが何かを抱えている」

    ケビン・ラブ 「誰もが何かを抱えている」

    2019年12月19日
  • トニー・パーカーの永久欠番式典スピーチ

    トニー・パーカーの永久欠番式典スピーチ

    2019年11月23日
  • ベスト・オブ・2016-17: キャブスのハイポストプレイ

    ベスト・オブ・2016-17: キャブスのハイポストプレイ

    2017年7月27日
  • レブロンのバスケットボールIQの高さが良く分かる30秒間

    レブロンのバスケットボールIQの高さが良く分かる30秒間

    2017年6月12日

NEW

  • レブロン カリー クラッチタイムレブロン・ジェームズとステフ・カリーがクラッチタイムに無双
  • プレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク 2020-21 第5週エンビードとヨキッチが2020-21第5週のプレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク受賞
  • ジャベール・マギー 速攻ジャベール・マギー、華麗なボールハンドルでワンマン速攻を決める
  • ステフィン・カリー レジー・ミラーステフィン・カリーがレジー・ミラー超え、通算スリーで歴代2位に
  • クリント・カペラ トリプルダブルクリント・カペラ、10ブロックでキャリア初のトリプルダブル達成
  • ドレイモンド・グリーン 退場チームメイトを叱咤したドレイモンド・グリーン、審判の勘違いで退場処分に
  • コリン・セクストン 42得点キャブスが「ビッグ3」ネッツをOTで撃破、セクストンが自己最多42得点
  • マッカラム 骨折ブレイザーズに再び大打撃、CJマッカラムが骨折で最低4週間の離脱へ
  • プレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク 2020-21 第4週デュラントとリラードが2020-21第4週のプレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク
  • フォックス 43得点フォックスが自己最多43得点ダブルダブル、キングス約半世紀ぶりの大記録

ポピュラー

  • レブロン・ジェームズとステフ・カリーがクラッチタイムに無双
    レブロン・ジェームズとステフ・カリーがクラッチタイムに無双
  • ジャベール・マギー、華麗なボールハンドルでワンマン速攻を決める
    ジャベール・マギー、華麗なボールハンドルでワンマン速攻を決める
  • エンビードとヨキッチが2020-21第5週のプレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク受賞
    エンビードとヨキッチが2020-21第5週のプレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク受賞
  • ステフィン・カリーがレジー・ミラー超え、通算スリーで歴代2位に
    ステフィン・カリーがレジー・ミラー超え、通算スリーで歴代2位に
  • クリント・カペラ、10ブロックでキャリア初のトリプルダブル達成
    クリント・カペラ、10ブロックでキャリア初のトリプルダブル達成
  • コービー 「“マンバメンタリティ”は生き方、カイリーとヤニスは持っている」
    コービー 「“マンバメンタリティ”は生き方、カイリーとヤニスは持っている」
  • チームメイトを叱咤したドレイモンド・グリーン、審判の勘違いで退場処分に
    チームメイトを叱咤したドレイモンド・グリーン、審判の勘違いで退場処分に
  • ESPN:NBA2020-21のプレイヤーランキングTop10
    ESPN:NBA2020-21のプレイヤーランキングTop10
  • 【天才=努力】「なぜコービーはすごいのか?」がよく理解できる裏話10個
    【天才=努力】「なぜコービーはすごいのか?」がよく理解できる裏話10個
  • カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
    カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった

ランダム

  • ゴードン・ヘイワード ホーネッツゴードン・ヘイワードが4年/1億2000万ドルでホーネッツに移籍へ
  • スターン アンケート調査【アンケート】D.スターン・コミッショナーに対する米国民評価、シアトルとオクラホマで真逆の結果に
  • ドンチッチ 第1Qドンチッチがたった1人でウォリアーズを上回る記録的な第1Qパフォーマンス
  • キングス 新ユニフォームサクラメント・キングスが新ユニフォームを公開
  • %e3%82%a6%e3%82%a9%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%82%ba-%e7%88%86%e7%99%ba新生ウォリアーズのオフェンスが大爆発、LACに45点差勝利

アーカイブ

About

  • Home
  • Privacy Policy
  • About

NBAサイト&ブログ

  • Bulls Fan in Japan (シカゴ・ブルズのファンサイト)
© TunaDrama 2021
Powered by WordPress • Themify WordPress Themes