年末から好調のレイカーズ、レブロンが先発センターの試合で5勝0敗
2021-22シーズンのロサンゼルス・レイカーズがようやく調子を上げてきた。復調のカギとなったのは、大胆なラインアップチェンジだ。
12月17日にアンソニー・デイビスが負傷離脱してから5連敗を喫し、クリスマスゲームを終えたところで16勝18敗と低迷。何としても悪い流れを断ち切る必要があったレイカーズは、12月28日のロケッツ戦でレブロン・ジェームズを5番に置くオフェンス力重視のスターティングラインアップを投入する。レブロンが先発センターとして出場するのは、19年のキャリアでこの日が初めてだった。
このアジャストメントが功を奏し、レイカーズは直近6試合で5勝1敗。その間の唯一の敗北は、ドワイト・ハワードが先発出場した12月29日のグリズリーズ戦で、レブロンが先発センターの試合ではまだ1度も負けていない。
レブロン・センターのレイカーズは抜群の破壊力を誇り、5試合で平均127点を記録。現地1月7日の試合でも、オフェンス力で今季リーグトップクラスのアトランタ・ホークスを134-118で圧倒した。
レブロンは同日のホークス戦で32得点、9アシスト、8リバウンド、4スティール、3ブロックでオールラウンドに大活躍。レイカーズは他に、マリック・モンクが7本のスリー成功から29得点、テイレン・ホートン・タッカーとエイブリー・ブラッドリーがそれぞれ21得点で勝利に貢献した。
モンクが絶好調
ラインアップ・アジャストメントや比較的イージーなスケジュールに加え、マリック・モンクの活躍がレイカーズ復調の原動力の一つになっているのは間違いない。
オフシーズンにFAでレイカーズに加入したモンクは、35試合で12.1得点/スリー成功率39.7%を平均。レブロンの先発センター入りと同時にスターターへと昇格した直近6試合では、平均22.2得点/スリー成功率49%と大幅にスタッツを伸ばしている。
▼ミニマム契約
今季開幕からラインアップ調整で四苦八苦していたレイカーズだが、ようやく理想的な布陣を見つけつつある。デイビス復帰後も選択肢が広がりそうだ。
ボックススコア:「NBA」