スパーズがボリス・ディアウをトレード放出
ついにお別れの時が来てしまった。
『The Verticle』の報道によると、サンアントニオ・スパーズが現地5日、フォワードのボリス・ディアウをユタ・ジャズへとトレード放出。代わりにジャズから、2015年ドラフト2巡目指名のオリバー・ハンランとの交渉権を獲得する。スパーズにとって今回のトレードは、先日に契約合意したパウ・ガソル用のキャップスペースを確保するためのサラリーダンプだ。
2012年にシャーロットからウェイブされた後にサンアントニオへとやって来たディアウは、4シーズン半を通して7.4得点、3.8リバウンド、2.6アシストを平均。ボブキャッツ時代はやや精彩を欠いていたが、オールラウンドなプレースタイルがスパーズと見事にマッチし、2013-14シーズンのチャンピョンシップランをはじめチームの成功に大貢献した。
2014年ファイナルでの大活躍は忘れない:
報道によると、スパーズはガソルとの契約が成立した場合に、ディアウをトレード放出する旨を事前に本人に伝えていたらしく、ディアウは移籍先の希望として5チームを挙げていたという。そこで最終的に、同じフランス出身のルディ・ゴベールがいるジャズに加わることとなった。
現在、2016オリンピックの予選トーナメントにフランス代表として出場しているディアウは、トレードが決定した直後、スパーズファンに向けてTwitterで感謝のメッセージを投稿:
「スパーズファンのみんな、たくさんのメッセージをありがとう。ここでは素晴らしい時間を過ごせたよ。そしてチャンピョンシップリングも勝ち取った!移籍することになったけど、サンアントニオは僕にとっていつまでも特別な場所になるだろう」
– ボリス・ディアウ
続けてディアウは、ジャズファンに向けても挨拶を投稿:
「やあ、ジャズそしてルディ・ゴベール!君たちに会うのを楽しみにしているよ!」
このメッセージに対して、ゴベールは「ポロシャツ?それともブルー?」と返信。するとディアウは、「ブルーだ!」と返した。
同郷の者同士にしか分からない合言葉か何かかと思ったが、どうやら2014年のフランス代表合宿で、チームがゴベールに仕掛けたイタズラに関係しているそうだ…。
チームのムードメーカーでもあったディアウがいなくなるのはとても寂しいが、これからも活躍を続けて欲しい。
なお今オフシーズンのジャズは、ディアウの他にも、ジョージ・ヒルやジョー・ジョンソンをトレード/FAで獲得。すごくバランスが取れたいいチームになってきた。
参考記事:「Yahoo Sports」