レブロンの決勝レイアップでレイカーズが再開初日に宿敵を撃破
現地7月30日、NBAではついに公式戦が再開となり、オーランドでのシーディング・ゲームがスタート。初日の第2試合目では、ロサンゼルス・レイカーズとロサンゼルス・クリッパーズがウェスト頂上対決を繰り広げ、リードチェンジを繰り返す大接戦の末に、レイカーズが103-101で勝利した。
これでレイカーズは、最大のライバルであるクリッパーズとのシーズンシリーズを2勝2敗のタイに持ち込んだ。
勝負の決め手となったのは、レブロン・ジェイムスが同点で迎えた第4Q残り12秒に決めたプットバック・レイアップ。最初のショットはファウルをもらおうとして強引に放ったため外れてしまったが、そのまま自らオフェンスリバウンドをもぎ取って決勝点をねじ込む。
シーズン再開初戦でのレブロンは、34分の出場で16得点、11リバウンド、7アシストをマーク。FG成功率31%(19本中6本)にターンオーバーが5つ、フリーストーはわずか2本と、オフェンス面ではまだまだ本調子と言えないパフォーマンスだったが、その一方でディフェンス面では文句なしの活躍ぶりだったと思う。
ここ数年のレギュラーシーズンにおけるレブロンは、守備で体力を温存するような傾向にあったが、今季はシーズンを通してプレイオフモード全開。この日の試合でも、カワイ・レナードとポール・ジョージを積極的かつ効果的にガードし、勝敗のかかった第4Qラストポゼッションでは、クリッパーズのスターコンビを順番に封じ込める好守備を見せた。
レブロンの他には、アンソニー・デイビスがゲーム最多の34得点で大暴れ。さらにこの日のレイカーズは、ロールプレイヤーたちも素晴らしい仕事をした:
- シックスマンのカイル・クーズマは、スリー7本中4本成功から16得点。「ディフェンスが弱点」と言われ続けてきたクーズマだが、この日の試合ではレナードを1on1で止めるなど上出来な守備を見せた
- ディオン・ウェイターズが予想以上の活躍ぶり。スリーポイントのリズムこそ掴めなかったものの、積極的にリムを攻めながらペイントエリア内で4本中4本のショットに成功。もしかしてプレイオフではレイカーズのXファクターになるかも?
- カルーソ!!
敗れたクリッパーズは、ポール・ジョージがFG17本中11本成功から30得点と好調。カワイ・レナードは28得点、4アシスト、2スティールとスタッツを埋めたが、ペネトレーションやミドルレンジショットにやや切れがなかった印象だ。
これでウェスト1位のレイカーズと2位のクリッパーズとの差は6.5ゲーム。レイカーズのカンファレンス首位はほぼ確定したと言える。
ボックススコア:「NBA」