リラードとバグリーがネット上でラップバトル
2019ドラフト会議とFAに注目が集まる中、NBA界隈では新たなライバル関係が誕生した。
リーグを代表するスターPGであるポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードと、ルーキーシーズンを終えたばかりのサクラメント・キングスのマービン・バグリー三世。NBA選手ということ以外にあまり接点のなさそうなリラードとバグリーだが、2人ともラッパーとしても活動しており、どちらも「リーグのベストMC」を自負している。
そんな2人がドラフト同日にTwitterでラップバトルを繰り広げた。
事の発端となったのは、バグリーがESPNの『First Take』に出演した際に残したコメント。ホストから「NBAのベストMCは誰?」と尋ねられたバグリーは「僕だ」と回答、さらに「リラードとラップバトルする機会があれば、この番組でやるか?」という質問に対して「もちろんさ」と話した。
どこか番組から言わされた感があったバグリーのコメントだが、それに対してリラードはバトルのチャレンジを受け入れる旨をツイート。
「『First Take』に出るつもりはないけど、彼(バグリー)がそうしたいと言うなら…、やってやろう」
– デイミアン・リラード
この瞬間にリラード(Dame D.O.L.L.A.)vsバグリー(MB3Five)のゴングが鳴った。
まずはバグリーが『No Debate』(議論の余地なし)というタイトルのトラックをSoundcloudにリリース。
▼バグリーの『No Debate』
「お前のラップは古臭すぎる。もう引退しちゃったのかな?」
– MB3Five
するとリラードは、2曲のディストラック(『BYE BYE』と『MARVINNNNNN???』)を投稿してカウンター。
▼リラードの『BYE BYE』
「調子に乗りすぎたガキが悲劇的な結末を迎える。子供からキャンディーを奪っているようで心が痛い」
– Dame D.O.L.L.A
▼リラードの『MARVINNNNNN???』
「最初は無視しようかと思った。だってお前はまだパンパースを履いた子供。フロイド(メイウェザー)がアマチュア相手にスパーリングなんかしないだろう」
– Dame D.O.L.L.A
リラードの強烈な2発を受け、バグリーは『Checkmate』というタイトルでレスポンス。
▼バグリーの『Checkmate』
「2週間前にお前をディスった。その時はだんまりだった癖に、今さら反撃ですか?お前のパッションは偽りだな」
「Adidasが『DAME』シューズを送ってきた。ダサいと思ったから、開封してすぐに送り返してやったよ」
– MB3Five
きついパンチラインを交わし合ったリラードとバグリーだが、もちろん本気でいがみ合っているわけではなく、あくまでもエンターテインメントの一環。2人はTwitter上で握手を交わし、今回のラップバトルに終止符を打った。
https://twitter.com/MB3FIVE/status/1142138070029856768
「もうこれで終わりだ。アルバムの完成に取り掛からなくては…。楽しんでもらえたようで嬉しい」
– デイミアン・リラード
「同じく。リスペクトしています。すごく楽しかった」
– マービン・バグリー三世
オフシーズンだね…。
Via ESPN