マブス大型新人のルカ・ドンチッチがプレシーズンデビュー!
2018年ドラフト3位指名で今季新人王有力候補のルカ・ドンチッチが、現地29日にアメリカン・エアラインズ・センターで行われたダラス・マーベリックスと北京ダックスのプレシーズンゲームに出場。NBA選手としての初めての実戦だったが、予想以上に完成度の高いパフォーマンスを披露し、現地マブスファンたちの大声援を浴びた。
この日のドンチッチは、先発フォワードとして30分出場し、16得点、6リバウンド、3ブロックをマーク。3本のスリーを含むFG7本中5本の高確率でショットを沈めながら、プレイメイクや守備でも活躍し、マブスの勝利に貢献した。
19歳のフォワード選手としては、ボールハンドリングやコートビジョンに長けており、距離の長いNBAのスリーも苦になっていない様子。リバウンドやスティールからのワンマン速攻もすごく良かった。個人的な意見を言わせてもらえば、ハーフコートでもっとオフェンスの指揮をやらせてもいいと思う。
ただ、やはり気になるのは、NBAチーム相手に同じようなプレイができるかどうかだろう。シュートやハンドリング、IQ、パスセンスなど、スーパースター候補に必要なスキルを持ち合わせているドンチッチだが、ドラフト時に疑問視されたのは身体能力。今回の対戦相手も中国リーグの強豪ではあるが、NBAのチームに比べると、スピードやパワーの面でレベルが大きく劣る。次は格上チームのフィラデルフィア・76ersとの試合なので、そこでドンチッチがどんなパフォーマンスを見せられるのか非常に楽しみだ。
この日のマブスはドンチッチの他、2年目ガードのデニス・スミスJr.が、ハイライトプレイを連発しながら16得点、6アシストをマーク。昨季と比べて、リムでのフィニッシュが上達した印象で、若手時代のデリック・ローズを彷彿させるダブルクラッチのレイアップを何本か決めていた。
またヤニス・アデトクンボの弟であるコスタス・アデトクンボもダンクを連発して活躍。アデトクンボ一家はとにかくフィジカルに恵まれている。
ボックススコア:「NBA」