ルカ・ドンチッチがマブスと5年2億700万ドルで延長契約
ダラス・マーベリックスが現地8月10日、若きフランチャイズスターのルカ・ドンチッチと延長契約を結んだことを正式に発表。契約内容は、5年/2億700万ドルの30%マックスだ。
5年/2億700万ドルは、ルーキー契約からの延長契約として過去最高額。ESPNによると、契約最終年はプレイヤーオプションだという。
ドンチッチは2億700万ドル(約228億4000万円)という巨額のサラリーでマブスと延長契約を結んだことについて、「夢が叶った」と喜びを語った。
「今日は夢が叶った日だ。バスケットボールは僕に多くをもたらしてくれ、たくさんの素晴らしい場所に連れて行ってくれた。マーベリックスの一員としてこれからもダラスに残れることを光栄に思う」
2020-21シーズンのドンチッチは27.7得点、8.0リバウンド、8.6アシストを平均してマブスをウェスト5位シードに導き、2021オールNBAファースト・チームに選出。プレイオフでは平均35.7得点(PO1位)、10.3アシスト(2位)、7.9リバウンドという驚異的なスタッツを記録し、第1ラウンドでカワイ・レナード率いるロサンゼルス・クリッパーズをギリギリまで追い詰めた。
▼第5戦
今オフにはドンチッチの他にも、2018年ドラフト組からホークスのトレイ・ヤングとサンダーのシェイ・ギルジアス・アレクサンダーがそれぞれ5年/1億7200万ドルのマックス延長契約を獲得。
同じルーキースケールのマックスなのに、2人よりもドンチッチの方がサラリー総額が多い理由は、ドンチッチが2年連続でオールNBAチーム選出を果たし、サラリーキャップの30%で延長契約できるデシグネイテッド・プレーヤー(特定選手)の条件を満たしたためだ。もしヤングとギルジアス・アレクサンダーが2021-22シーズンにオールNBAチームに選出されれば、25%マックスの1億7200万ドルから、ドンチッチと同じ30%マックスの2億700万ドルを手にできる。
ドンチッチの延長契約が施行されるのは2022-23シーズンから。ESPNのボビー・マークス記者によると、ドンチッチの今季以降の年俸の詳細は以下の通りだ。
- 2021-22:1017万ドル(ルーキー契約最終年)
- 2022-23:3570万ドル(延長契約スタート)
- 2023-24:3860万ドル
- 2024-25:4140万ドル
- 2025-26:4430万ドル
- 2026-27:4710万ドル(オプション)
これでドンチッチは、少なくとも2025-26シーズンいっぱいまでマブスとの契約下にある。
今オフのドンチッチは東京オリンピックにも参加し、五輪初出場だったスロベニアを最終成績4位に牽引。東京五輪のオールスター5に選出された。
参考記事:「ESPN」