マブスがロケッツを破り5連勝、ドンチッチはシーズン平均30得点突破
ダラス・マーベリックスは現地24日、トヨタ・センターで行われたヒューストン・ロケッツ戦で、ルカ・ドンチッチがキャリア2度目の40得点ダブルダブルで大活躍。137-123でロケッツを下し、連勝を5に伸ばした。
過去2試合連続で140点超えし、破竹の勢いで敵地でのロケッツ戦に臨んだマブスは、ドンチッチのダンクで初得点をあげると、第1Qを45-29の16点差でアウトスコア。好スタートで主導権を握ると、そのまま最後までリードをキープする。第4Q中盤で一時5点差にまで巻き返されたが、残り時間7分から21-4のランで一気に畳みかけて勝利を掴んだ。
ドンチッチの快進撃
11勝5敗でウェスト3位タイに浮上したマブスは、ルカ・ドンチッチが41得点、10アシスト、6リバウンドをマーク。これによりドンチッチはシーズン平均得点で30の大台に乗った(16試合で30.6得点、10.1リバウンド、9.8アシスト)。
NBAによると、開幕16試合の時点で30-10-9以上を平均するのは、1961-62シーズンのオスカー・ロバートソンに次いでドンチッチが史上2人目だという。
またドンチッチは、30得点/10アシスト以上でのダブルダブルを4試合連続で達成。2000年以降のNBAでこれをやってのけた選手は、ドンチッチの他に、ジェイムス・ハーデンとラッセル・ウェストブルックの2人しかいない(その前は1988-89のマイケル・ジョーダン)。
今季のドンチッチは、得点で2位、アシストで2位、リバウンドで12位。30得点トリプルダブルに近いスタッツを平均しながら、得点効率でリーグ首位を誇るマブスオフェンスを牽引している。シーズン約5分の1を終えた時点では、ヤニス・アデトクンボやレブロン・ジェイムス、ジェイムス・ハーデンと並んで、今季MVPレースのフロントランナーと呼べる活躍ぶりだ。
2年目の選手がこれほどリーグを席巻するのは、レブロン・ジェイムス以来かもしれない。5年後にはどれほどのスーパースターになっていることか…?
この日のマブスはドンチッチの他、ティム・ハーダウェイJr.がシーズンハイ31得点を獲得。クリスタプス・ポルジンギスは23得点、13リバウンドのダブルダブルで勝利に貢献した。マブスが5連勝を達成するのは2014年以来初で5年ぶりとなる。
一方で3連敗となったロケッツ(11勝6敗)は、ジェイムス・ハーデンが32得点/11アシスト、ラッセル・ウェストブルックが27得点で奮闘。クリント・カペラは21得点、22リバウンドで今季2度目の20-20ダブルダブルを獲得した。
ボックススコア:「NBA」