メッタ・ワールド・ピース、3on3の試合開始2分で退場
1年前にNBAを引退し、今年で38歳になったメッタ・ワールド・ピース(元ロン・アーテスト)だが、そのやんちゃぶりは今でも変わっていないようだ。
現地13日にデトロイトのリトル・シーザーズ・アリーナで行われた米3on3プロリーグ「BIG3」の試合でのこと。チーム「Killer 3s’」の副キャプテンとしてチーム「Trilogy」との対戦に臨んだワールドピースは、試合開始2分で審判の判定に腹を立てると、審判からボールを奪って観客席に蹴り込むスポーツマンらしからぬ行動を見せ、2つのテクニカルファウルをコールされて一発退場となった。
それほど大したアクシデントでもないが、ワールドピースはNBA現役だった2004年にピストンズのホームアリーナ(当時はパレス)でリーグ史に残る大乱闘事件を起こしたことがある。そのため今回のワールドピースの退場は、オフシーズンでネタに飢えているネット上のファンたちの間で大きな話題となった。
▼「パレスの騒乱」として知られる大乱闘事件
この乱闘事件で、ワールドピース(当時アーテスト)にはNBA史上最長となる86試合の出場停止処分が言い渡されている。ちなみに、「パレスの騒乱」の現場に居合わせたスティーブン・ジャクソン(主犯の一人)とチャンシー・ビラップスは、「Killer 3s’」でワールドピースのチームメイトだ。
今年で2年目となるBIG3リーグでは他にも、バロン・デイビスやマイク・ビビー、ケニオン・マーティン、ジャーメイン・オニールなど、多くの元NBA選手たちが参加している。
なお現役時代のワールドピースは、キャリア通算で歴代6位タイとなる11回の退場処分を経験している(1位はラシード・ウォーレスで29回)。
参考記事:「CBS」