レブロン・ジェイムス 減量した本当の理由について
先月あたりから、レブロン・ジェイムスが激ヤセしたのではないかと、ネット上で度々話題になっていた。米CNNのインタビューによると、レブロンはシーズン終了から約70日間にわたり、糖分や炭水化物を一切摂取しない厳しいダイエットに取り組んでいたようで、実際に114キロまで体重を絞ることに成功したらしい。
▼8月
▼昨年のオフと比較
「痩せたおかげで動きがより素早くなった」と語るレブロンだが、どうしてまたこのタイミングで減量しようと考えたのだろう。
年齢的に以前の体重のまま同じレベルの身体能力を維持するのが難しくなったのか、それとも今後はパワーよりも機動力/スピード重視に切り替えていくつもりなのか…?メディアやファンたちの間で様々な憶測が飛び交う中、レブロン本人が26日の記者会見でダイエットの本当の理由を明かした。
どうやらプレー向上のために減量したというわけではなく、あくまで個人的なチャレンジだったのだという。
「(ダイエットと)バスケットボールはまったく関係ない。みんなが勝手な憶測をしないように、声明文でも出しておいた方が良かったのかな?(笑)僕は毎年オフシーズンに、普段やらないようなことをやって、自分自身に挑戦しているんだ。去年はお菓子を食べるのを止めた。オフの間ずっとね。自分へのチャレンジだよ。」
「それで今年は2ヵ月間ダイエットすることにしたんだ。だからバスケは関係ない。まったくね。1度目標を決めたなら、絶対に達成したい性分なんだ。その過程で体重が減ったというだけのことさ。僕はまだ29歳で、十分にジャンプすることもできる。現時点でパフォーマンス維持のために減量する必要はないよ」
– レブロン
シェイプアップとそれに伴うスピード増加は、あくまで自分自身に打ち勝った副産物とのこと。
NBA選手たちにとって、夏のオフシーズンはちょっと羽を伸ばせる時期だ。7~8ヵ月におよぶ長く厳しいシーズンを戦ったご褒美に、好きなものを好きなだけ飲み食いするなどして、少しは羽目を外したくもなるだろう。
しかしその間もレブロンは食事制限という形で己を律し、ストイックであろうと努めた。こういった自制心や意志の強さこそが、レブロンが世界一のプレーヤーであり続けられる理由の一つなのかもしれない。
参考記事:「Dime」