スティーブ・カーHC、審判批判で罰金処分に
NBAが現地20日、審判を公に批判したとして、ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHCに2万5000ドルの罰金処分を与えたことを発表した。
問題となったのは、カーHCがベイエリアのラジオ番組で発したコメント。NBA審判がトラベリングに対して甘すぎると批判した。
「コールされなかったみっともないトラベリングの珍プレー集を作ることだって出来るほどだ。審判たちにとって、注目しなければならないことが多すぎるのが原因だろう。ディフェンシブ3秒バイオレーション、プレーヤーがレーンにカットした際のコンタクト、リストリクテッドエリアでのチャージング…。いろいろと見ているが、バスケットボールの基本ルールであるトラベリングをちゃんと見ていない。選手たちがあからさまなトラベリングを見逃されていて、ファンたちにはそれがわかってしまう。困った状況だ」
「私のお気に入りは、ロードチームがトラベリングした際に、1000人のファンたちが観客席で一斉にトラベリングのジェスチャーをする時だ。ファンたちにはわかるというのに、どうして審判にはわからないのだろう?」
「明確にしておきたいのだが、我々のプレーヤーもいつもトラベリングしている。だから『我々だけが不公平な扱いを受けている』などと訴えているわけじゃないよ」
– スティーブ・カー
NBAのトラベリングに対する判定の緩さは、昔からいろいろなところで指摘されてきたことだ。コーチや選手による公での審判批判は必ず罰金対象となるので仕方のないことだが、これだけで2万5000ドルは高すぎる…。
参考記事:「Yahoo Sports」