フリップ・サンダースHCの訃報にNBA選手たちが哀悼のメッセージ
現地10月25日、ミネソタ・ティンバーウルブズのフリップ・サンダースHCが、がんのため60歳という若さで亡くなった。
今年6月にホジキンリンパ腫と診断されたサンダースHCは、がん発覚後もドラフトやフリーエージェンシーなど約2か月にわたってチームに尽力。8月に病名を公表した後、がん治療に専念するため9月から休職していた。最初の診断では「処置/治療可能」とされていたという。
今回の突然の悲報に、サンダースHCから指導を受けたプレーヤーたちがソーシャルメディアなどに哀悼のコメントを寄せている。
ケビン・ガーネット
「Forever in my heart….」
リッキー・ルビオ
「本日、僕の成功を最初から信じ続けてくれた人がこの世を去った。彼はいつも笑顔で、情熱的で、心からバスケットボールを愛していた。彼はティンバーウルブズにすべてを捧げ、僕たちに素晴らしいものを与えてくれた。彼は僕たちのリーダーだった。コーチ、あなたがいなくなりさびしくなります。フリップ、安らかに眠って下さい」
アンドリュー・ウィギンス
「世界で最も親切で心優しい人から指導を受けられたことは、本当に光栄でした。あなたは僕をミネソタに迎えてくれて、このリーグで特別な存在になるためのポテンシャルを見出し、心から僕の成功を信じてくれた。このご恩は一生忘れません」
ケビン・ラブ
「フリップ、あなたのような人間は他にいない。優秀なバスケットボールの頭脳を持ち、それ以上に人間として素晴らしい人だった。プロとして、個人としての僕の人生に大きな影響を与えてくれた。友よ、安らかに眠れ。サンダース氏のご家族にお悔やみを申し上げます」
ジョン・ウォール
https://instagram.com/p/9RVaduiaMx/
「また一人愛すべき人をがんで失う心の痛みが軽減されることはない。サンダースHCそしてウルブズファミリーにお悔やみを申し上げます。サンダースHCはこのリーグで僕を導いてくれた。僕の成功を信じ、良きプレーヤー、良き人間になるために必要なことを教えてくれた。安らかにお眠りください」
ESPNによると、NBAコーチ協会の代表を務めるダラス・マーベリックスのリック・カーライルHCは、サンダースHCへの追悼として、今シーズンにリーグのコーチ全員が襟章を着用することを発表したという。
1994年にNBAのヘッドコーチに就任したサンダースHCは、最初の10シーズンをウルブズで過ごした後、デトロイト・ピストンズとワシントン・ウィザーズを指揮。2014-15に再びウルブズのHCに復帰ばかりだった。計17シーズンのNBAコーチングキャリアで、ケビン・ガーネットやステフォン・マーブリー、ラシード・ウォレス、チャウンシー・ビラップスなどを指導し、通算成績654勝592敗を記録している。
Image by Keith Allison/Flickr
参考記事:「NBA」