センターとしてプレイオフ史上2人目の50得点超え、ヨキッチが快挙達成も勝利ならず
NBAでは現地5月7日、フェニックス・サンズとデンバー・ナゲッツがウェスタンカンファレンス準決勝第4戦を対戦。終始一桁点差を争う接戦の末、ホームチームのサンズが129-124でナゲッツを下し、シリーズを2-2のイーブンに持ち込んだ。
ヨキッチが記録的パフォーマンス
この日の試合では、ナゲッツのニコラ・ヨキッチが黒星ながらもプレイオフ史に残るレベルのパフォーマンスを披露。39分の出場で、30本中20本のフィールドゴール成功から53得点/11アシストのダブルダブルをマークした。
53得点は、レギュラーシーズンも含めたヨキッチのキャリアハイ。ナゲッツのプレイオフ球団最多得点記録でもある。
いつも以上に果敢にペイントエリアをパワープレイで攻めて得点を量産したこの日のヨキッチ。NBAによると、センターポジションの選手がプレイオフの試合で50得点超えを達成するのは、レジェンドのウィルト・チェンバレンに次いで史上2人目だという。
さらに50得点/10アシスト以上でのダブルダブルをマークした選手は、NBAプレイオフ史上でこの日のヨキッチが初となる。
▼センターによるプレイオフ得点記録
- ウィルト・チェンバレン:56得点(1962年)
- ニコラ・ヨキッチ:53得点(2023年)
- ウィルト・チェンバレン:53得点(1960年)
- ボブ・マカドゥー:50得点(1975年)
- ウィルト・チェンバレン:50得点(1964年)
- ウィルト・チェンバレン:50得点(1960年)
プレイオフの試合で50得点の壁を突破した歴代センダーは、上記の3選手のみ。アキーム・オラジュワンやシャキール・オニール、カリーム・アブドゥル・ジャバーといったレジェンド中のレジェンドたちでさえ到達できなかった境地だ。
ヨキッチの記録的なパフォーマンスを抑えて勝利したサンズは、ケビン・デュラントとデビン・ブッカーのオールスター2人がそれぞれ36得点をマーク。0勝2敗から2連勝をあげ、シリーズをイーブンに持ち込んだ。
ボックススコア:「NBA」