ナゲッツのジャマール・マレー、左ひざ前十字靭帯断裂で残りシーズン全休へ
シーズン大詰めに向けて調子を上げていたデンバー・ナゲッツから、あまりにも残酷なニュース…。
ナゲッツは現地13日、ガードのジャマール・マレーが左ひざの前十字靭帯断裂によりチームを離脱することを発表。今季中の復帰は絶望的と見られている。
マレーが負傷したのは、現地12日に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ戦の第4Q残り50秒。レイアップでジャンプしようと踏ん張った際に膝を故障した様子で、ショットを放てないまま激痛でフロアに倒れ込んだ。
マレーはしばらくフロアにうずくまった後、スタッフに支えられながら退場。その様子を中継で見ていた多くのNBA選手たちが、SNSで祈りのメッセージを捧げていたが、翌朝のMRI検査でACL断裂という最悪の結果が言い渡される。
マレーは膝の不調による4試合の欠場から復帰したばかりだった。
今季のマレーは、48試合でキャリア最多の21.2得点、スリー成功率40.8%を平均。昨季プレイオフでは平均26.5得点を記録と、スーパースター級の活躍ぶりで、チームのウェスト決勝進出に貢献している。ナゲッツにとっては言うまでもなく大打撃だ。
▼バブル・マレー
前十字靭帯断裂は、デリック・ローズをはじめ、数々のNBAプレイヤーたちのキャリアを駄目にしてきた厄介な怪我。
ただマレーは、今年2月で24歳になったばかりと若い。前十字靭帯断裂の重傷を乗り越えて、そこから躍進したアスリートもたくさんいる。
近年のケースだと、ブルズのザック・ラビーン(2017年)やスパーズのデジャンテ・マレー(2018年)が同じ怪我から完全復活し、今季にはそれぞれキャリアベストなシーズンを送っている。マレーも同じような道を辿れることを祈るばかりだ。
参考記事:「NBA」