1日でポポビッチ、ヨキッチ、カズンズが退場処分に
2019年3月最終日のNBAは、オールスター級のセンター2選手とリーグ屈指の名将が退場処分となるやや荒れた1日となった。
まずAT&Tセンターで31日に行われたサンアントニオ・スパーズ対サクラメント・キングス戦では、判定に腹を立てたグレッグ・ポポビッチHCが審判に食ってかかり、連続でテクニカルファウルをコールされて退場。審判にタックルを仕掛けるのではないかと思わされるほど逆上していた。
▼デローザンがポップを制止
試合はスパーズが106-113で敗北。キングスはスパーズとの今季対戦成績を3勝0敗とし、球団史上初めてスパーズをシーズンスイープした。
続いて同日にペプシセンターで行われたワシントン・ウィザーズ対デンバー・ナゲッツ戦では、ニコラ・ヨキッチが第4Q終盤の勝負所で退場。プットバックを決めた際のノーコール判定に抗議してテクニカルファウルを2つコールされた。
試合後にヨキッチがメディアに語ったところによると、1つ目のテクニカルファウルをコールされても抗議を続けたヨキッチに対し、審判は「もう1つ(テクニカルが)欲しいのか?」と言ったとのこと。そこでヨキッチが「好きにしろよ」と言い返すと、すぐに2つ目のテクニカルファウルがコールされたという。
クラッチタイムでのエース退場は大きく響き、ナゲッツはそこから1本もフィールドゴールを決められないまま90-95でウィザーズに敗北。ヨキッチが退場処分となるのはここ2週間で2度目となる。
そしてオラクルアリーナで行われたシャーロット・ホーネッツ対ゴールデンステイト・ウォリアーズ戦では、デマーカス・カズンズがリバウンド争いで相手の顔面に肘をぶつけてしまい、フレグラントファウル2で一発退場。
ただポポビッチやヨキッチの場合とは違い、ウォリアーズはカズンズが退場した第2Q中盤からさらに勢い付いて、52-21のランで完全に主導権を掌握。最終的に137-90で圧勝した。
ボックススコア:「NBA」