ラプターズが15年ぶりのECセミファイナル進出
トロント・ラプターズがついにやった!
2年前はホームでの第7戦敗北、昨年はシリーズスイープ負けと、第1ラウンド敗退が続いていたが、今年は現地5月1日に行われたインディアナ・ペイサーズとのシリーズ第7戦に89-84で勝利。ビンス・カーターがリーダーだった2001年以来15年ぶり、球団史上2度目となるイースタンカンファレンス・セミファイナルへの進出を果たした。
「何よりも、ここ2~3年の悪い風潮をようやく断ち切ることができた。すごく気分がいいよ」
– デマー・デローザン
シリーズ第7戦は、ラプターズが後半の主導権を握り、第4Q残り7分30秒で16点リードを奪うも、そこからペイサーズに17-4のランで猛反撃を仕掛けられ、試合時間残り50秒で87-84の3点差となる。完全に流れはペイサーズに傾いていたが、ラプターズはデマー・デローザンが残り14秒にポール・ジョージのアリウープパスをスティールすると、そのままファウルを受けて2本のフリースローに成功。残り6秒でリードを5点に広げ、何とかシリーズ大逆転負けを回避した。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
IND | 23 | 21 | 20 | 20 | 84 |
TOR | 28 | 22 | 28 | 11 | 89 |
ついに第1ラウンド突破を達成したラプターズは、シリーズを通して精彩を欠いてたデローザンが、32本のフィールドゴールアテンプトを必要としながらも、ゲームハイの30得点、3スティールを記録。他にはドラフト2巡目指名ルーキーのノーマン・パウエルがステップアップして13得点、カイル・ラウリーが11得点/9アシストをマークしている。
▼デローザン、30得点
PG13
惜しくも逆転勝利を逃したペイサーズは、ポール・ジョージがクラッチタイムにいくつかターンオーバーを出してしまうも、46分の出場で26得点、12リバウンド、3スティールと奮闘。シリーズ7試合では27.3得点、7.6リバウンド、4.3アシスト、2.0スティールを平均する好パフォーマンスを維持し、ラプターズのオールスターコンビを圧倒した。
「ありがとう、トロント!」
– ポール・ジョージ
ペイサーズの来季HCは?
これまでほとんど話題に上がってこなかったが、ペイサーズのフランク・ボーゲルHCは今季でチームとの契約が終了する。このまま再契約するのか、それとも新天地を探すのか、Yahoo SportsのAdrian Wojnarowski氏によると、ボーゲルHCの去就については今のところ何も話が進んでいないという。
地元紙『インディアナポリス・スター』の記者がこの件に関してラリー・バード球団社長に尋ねたところ、バード社長は「勘弁してくれよ、試合が終わったばかりじゃないか」とだけ言って立ち去っていったそうだ。
ボックススコア:「NBA」