2016年1月のNBA月間賞: ラプターズバックコートが最優秀選手、ルーキー賞は再びタウンズとポルジンギス
NBAが現地2日、2015-16シーズン1月のプレーヤーズ・オブ・ザ・マンス、並びに月間最優秀コーチ/ルーキー賞の受賞者を発表した。
プレーヤーズ・オブ・ザ・マンス
・EAST: ローリー&デローザン
イースタンカンファレンスは、トロント・ラプターズのオールスターコンビであるカイル・ローリーとデマー・デローザンがデュオでそれぞれキャリア2度目の受賞を果たした。
1月に行われた14試合で、デローザンは23.9得点、3.8アシスト、4.2リバウンド、ローリーは21.7得点、6.7アシスト、5.5リバウンド、出場時間39.0分(イースト1位)を平均。2人の大活躍により、ラプターズは月間12勝2敗の好成績を収め、1月6日から30日にかけて球団最長記録の11連勝を達成した。
1月18日のブルックリン・ネッツ戦では、合計で61得点、13アシスト、FG成功率57.8%(38本中22本)をマークしている。
▼K.ローリー、シーズン前半Top10
▼D.デローザン、Top10
・WEST: ケビン・デュラント
ウェスタンカンファレンスからは、1ヵ月における3P成功数でNBA新記録(78本)を樹立したステファン・カリーを抑えて、オクラホマシティー・サンダーのケビン・デュラントが2ヵ月連続、通算13回目の選出。1月に出場した15試合で28.5得点(リーグ2位)、9.3リバウンド、4.3アシスト、FG成功率49.7%を平均し、チームの月間13勝3敗に大貢献した。
26日のニックス戦でシーズンハイの44得点を記録した他、29日のロケッツ戦では18本中11本のフィールドゴール成功で33得点、12リバウンドのダブルダブルを獲得。1月の5試合で30得点以上を挙げた。
▼KD、シーズン前半Top10
コーチズ・オブ・ザ・マンス
2016年1月の月間最優秀コーチ賞は、イースタンカンファレンスからラプターズのドウェイン・ケイシーHC、ウェスタン・カンファレンスからロサンゼルス・クリッパーズのドック・リバースHCがそれぞれ受賞した。
ケイシーHCが指揮したラプターズは、1月14試合を12勝2敗で大きく勝ち越し、ゴールデンステイト・ウォリアーズに次ぐリーグ2位の勝率85.7%を記録。リバースHCは、ブレイク・グリフィンが不在だったクリッパーズを月間11勝3敗の好成績に導いた。
ルーキーズ・オブ・ザ・マンス
2016年1月のルーキー賞は、3ヵ月連続でニューヨーク・ニックスのクリスタプス・ポルジンギスとミネソタ・ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズがそれぞれ獲得。
▼ポルジンギスとタウンズの1月平均スタッツ
PTS | REB | BLK | FG% | |
ポルジンギス | 15.3 | 7.2 | 1.6 | 43.1 |
タウンズ | 16.9 | 10.9 | 1.6 | 53.5 |
▼ポルジンギス、1月8日スパーズ戦ダブルダブル
サンズのデビン・ブッカー(17.3得点)やシクサーズのジャリル・オカフォー(17.2得点)、ナゲッツのエマニュエル・ムディエイ(5.5アシスト)も1月に大活躍をみせたが、総合的に見るとタウンズとポルジンギスが2015年度ドラフト組の中で頭ひとつ抜けている印象だ。このままいけば、2003-04シーズンのレブロン・ジェイムスとカーメロ・アンソニーに続いて、シーズンのルーキーズ・オブ・ザ・マンス賞をすべて2人で独占することになるかもしれない。
参考記事:「NBA」