ラプターズがデュラントの51得点を振り切りウォリアーズに勝利
NBAでは現地29日、イースト首位のトロント・ラプターズと昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズがスコシアバンク・アリーナで対戦。オーバータイムに及ぶ死闘の末、ラプターズが131-128でウォリアーズを破った。
ラプターズがスティーブ・カーHC就任後のウォリアーズに勝利するのは今回が初めてだ(最後の勝利は2014年3月)。
今季ファイナルのプレビューとして注目が集まったこの日の試合は、ホームチームのラプターズが第1Qで最大18点リードを奪取する好スタートを切り、ステフィン・カリーとドレイモンド・グリーン不在のウォリアーズを序盤から圧倒。途中までラプターズが完全に主導権を握る形だったが、対するウォリアーズは第3Q終盤あたりからゾーンに入ったケビン・デュランを軸に猛反撃を展開する。
ウォリアーズは第4Q残り10分の11点ビハインドから9-0のランを仕掛けて、一気に1ゴール差まで詰め寄ると、その後もラプターズが引き離そうとする度にショットを決めて食い下がり、残り時間50秒には6点差を付けられたが、そこからケビン・デュラントが2連続でスリーを沈め、試合を延長戦に持ち込んだ。
▼ミラクルショット!!
https://twitter.com/warriors/status/1068347309115592704
OTでも最後まで粘ったウォリアーズだが、同点で迎えた残り時間3分からの勝負所でターンオーバーを連発。特に大ベテランのアンドレ・イグダーラにらしくないミスが続き、ラプターズは相手のミスをことごとく得点に変えて勝利を掴み取った。
▼カイル・ラウリーのクラッチスティール
連勝を7に伸ばしたラプターズは、カワイ・レナードが37得点、8リバウンドをマーク。他にパスカル・シアカムがキャリアベストの26得点で活躍した。
デュラントがシーズンハイ
敗れたウォリアーズは、デュラントがシーズンベストの51得点をマークして大奮闘。これでデュラントは、3試合連続での40得点超えを達成だ。
▼KD vs レナード
なお今季ウォリアーズは、ステフィン・カリーとクレイ・トンプソンもすでに50点ゲームを達成している。1シーズンで同じチームの3選手が50得点以上を記録したのは、1961-62のレイカーズ以来初で史上2チーム目だ。
ボックススコア:「NBA」