ラプターズがセルティックスとのダブルOTに勝利、シリーズ第7戦へ
NBAでは現地9日、トロント・ラプターズとボストン・セルティックスがイースト準決勝第6試合を対戦。
負けたら終わりの崖っぷちでゲームに臨んだラプターズが、ダブル・オーバータイムの死闘の末にセルティックスを125-122で下し、シリーズを第7戦に持ち込んだ。
ラプターズとセルティックスの第6戦は、“バブルでのベストゲーム”と言っても過言ではないほどの手に汗握る展開。特に、終盤でのシーソーゲームは凄まじかった。
第2OT残り1分の時点で2点リードを保持していたセルティックスに対し、ラプターズはOG・アヌノビーのスリーで逆転に成功すると、続いてノーマン・パウエルがスティールから3点プレイのレイアップをねじ込む値千金のプレイ。
さらに残り12秒には、カイル・ラウリーがアイソレーションから難しいフェイダウェイショットを決め、これが事実上の決勝点となった。
ラプターズは、ラウリーが53分の出場でゲームハイの33得点をマーク。他には、ノーマン・パウエルが23得点、フレッド・バンブリートが21得点と、ガード陣が大活躍した。
一方で敗れたセルティックスは、ジェイソン・テイタム(31得点)とジェイレン・ブラウン(29得点)のJayブラザーズが、合計で60得点、30リバウンド、11アシストで大奮闘。マーカス・スマートは試合を通して素晴らしい守備を見せながら、23得点/11リバウンド/10アシストのトリプルダブルを記録している。
▼試合後にもヒートアップ
ナースプレイ
以下は、第6戦の勝敗に大きな影響を与えることとなったプレイの1つ。
同点で迎えた第4Q残り43秒、ジェイソン・テイタムは鋭いペネトレーションでラプターズ守備をインサイドに引きつけてからコーナーへとキックアウトパスを放つが、そこにいたのはニック・ナースHCだった。結果として、ターンオーバーに終わってしまう。
ヘッドコーチがこんなに前に出たら駄目じゃない?サイドラインを完全に踏んでいる。
ボックススコア:「NBA」